ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage2 (ページ37)

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柊「お前がボタンを押す必要はない。汚れ約は俺一人で充分だ。」

宇佐美「え、ぶっきー大丈夫なの？」

甲斐くんは持ってたリモコンを先生に投げた。

柊「うおっ？！あっぶね！！もっと慎重に扱えっ！！……さてと、俺の話はどこまで伝わってる？」

だいたいの人が手を上げる。

柊「……そうか、じゃぁ分かった。話し合いをする前に諏訪がなんの情報を持っているのか……」

唯月が叫び出す前に叫んだ

私「唯月は知らないって言ってるでしょ！？！」

柊「鈴木。お前には聞いていない。諏訪に聞いてるんだ。」

唯月「Aの言った通り、知らない。」

柊「本当か？」

唯月「知らないっつってんじゃん！！」

そう言って机にカバンをなげた。

柊「…そんなに正臣が怖いか？それとも、正臣のおかげで手に入れた名声を失うのが怖いか？」

唯月「そうだよ、正臣を裏切って今の地位を失いたくない！……それの何が悪いの…？」

涼音「……唯月……。」

唯月「アイツといればなんでも手に入る。
お金にだって困らないし、コネでメジャーな事務所にも入れる！ライバルだって、何も言わなくても蹴り落としてくれるし、おかげで私は雑誌の表紙まで、飾れた！！…こんな美味しい立場、手放すわけないでしょ」

甲斐「ベルムズがどういう奴らか、分かってんのか？！」

唯月「関係ないし！！実際私はフェイク動画のことなんて知らなかった！私は悪くない！！」

唯月「……何その目。笑いたきゃ笑えば？偽りの力にしがみついて、みっともないって！！
間違ってることくらい……分かってる！！でも私はこうやって生きてきたから……！こうやって生きるしかなかったから！！！！」

唯月「周りに言えば、明らかに引かれるとか、そういうのがあったから、涼音達には言えなかった。でも、Aだけは違った……！Aだけは、私の全てを聞いても笑わないで、真剣に聞いてくれて……間違ってないって……否定しないでくれた。でもみんなは違う！！澪奈のフェイク動画の事があってから、みんなの目が急に怖くなった。

私の事知られたらって……怖くなった。私の事今しったら、きっと笑うだろうって……コネにしがみついたしょうもない人だって。」

唯月……