ねぇ、なんでよ……「3年A組」stage2 (ページ36)

今日:5 hit、昨日:31 hit、合計:573,336 hit

78 ページ36

私たちが美術室へと戻ると、甲斐くん達が何やら怒鳴りあっていた。

私も唯月も気になって黙って見つめている。

唯月「…どうしたの？」

涼音「…警察が来るらしいよ、甲斐はこのまま残るって言ってるんだけど、瀬尾が、警察に保護されるって。。」

そういう事か……。

兵頭「どうやって残るっつーんだよ！！
相手はあの、警察だぞ？！
お前ら馬鹿かよ！！」

真壁「……それは…。」

光永「なんか、あんなら言えよ！！」

西崎「……爆弾至る所にまだ残ってるんだよな？…だったら…！」

秋庭「待ってよ！爆発させるってこと？！」

花岡「さすがにそれは……。」

逢沢「威嚇するだけだ。」

兵頭「そんな都合よくできんのかよ！！」

逢沢「…先生のパソコンがあれば相手の行動が見える。怪我をしない程度に爆発させれば……」

瀬尾「ふざけんな！！今爆発させたら、威嚇だろうがなんだろうが、俺らも共犯になっちまうんだぞ？！これでスポーツ推薦がパーになったら誰が責任とってくれるんだよ！！
こんなことで人生台無しにしたくねーよ！！

よく考えろ！！！お前らだって今は正義感に狩られてるのかもしれねーけど、後で絶対後悔するぞ！！！」

兵頭「……おい、諏訪。なんか、知ってんだろ？警察に楯突いて、ここに残る理由を、お前が知ってるんじゃねーか？」

唯月……

兵頭「おい……！」

唯月「…………私は………………………………何も知らない」

兵頭「ほぉら！！みろ！！俺たちが残っても意味がねーんだよ！！」

涼音「唯月……？」

甲斐「押せばいいんだろ？？俺が……。」

兵頭「本気かよ……」

あと、押すところで……

ガラッ

茅野さんが支えている先生が来た。