241 「しっしょーーーう！！！うぁぁぁーー！」クロロ「……頭おかしくなったか？」「なってないよ！！久しぶりすぎて嬉しくて死にそう！！」クロロ「死ぬなよ」「はい！」 ページ37
*
【クロロside】
「……」
「……」むぎゅむぎゅ
手首につけた腕時計を見る。現在午後5時。もう4時間半ほどこの状態でいるわけだが、セレネが離れる様子は無い。
ゲームを置いた部屋からセレネの気配を感じ、帰ってきたかと思って扉を開けたら抱き着かれこの状態。いつものことではあるが、いい加減暑い。
「そろそろ離れろ」
「……あと5分……」
「馬鹿」
毎朝親に起こされてる女子高生じゃないんだぞ。いい加減にしろ。
「やだやだやだーーーまだくっついてるーーー」
「暑いんだよ。あとシャワー浴びろ。臭い」
「え」
やっとのことでセレネをひっぺがし、シャワールームに突っ込む。ものの10分で戻ってきたセレネに、ちゃんと浴びたのかと聞くと浴びましたよ！と軽く睨まれた。
臭いと言われたのが気に食わなかったらしい。やっとそういう部分に気を遣うようになったか……。
「で、どうなった」
「除念師は発見、返答待ち。ま、心配ないかと」
「そうか」
ベッドの淵に座ろうとしたセレネを鏡台に座らせ、ドライヤーをかける。だいぶ髪が伸びたな。
「いい加減切りたーい」
「伸ばさないのか？」
「だって邪魔だもん」
「出会った頃は長かった」
「そうだっけ？」
「そうだ」
そして、もう少し色が薄かった。最近になってだいぶ色が戻ってきているーーつまり、濃い灰色になって、黒も混じってきているような気がする。
乾かした髪の毛をいじりながら、セレネが唇を曲げた。
「むぅ」
「後でやってやる」
「……まぁそれはいいや。除念の日にちはこっちで決めます」
「任せる。すぐ戦う気は無いが」
「私は囮になることにしてますんで、サポートは心配せず」
「……」
セレネが、囮。
確かにヒソカに対してなら最高の囮ではあるが、心配は現在のセレネの不調だ。
ヨークシンから旅をしているが、『その日』を境にセレネは不調に陥っている。おそらく『首刈り』を行なっていないから。
「ヒソカ帰ってくるまでに、オーラは調整します」
衝動を抑え込むことは、難しい。オレたち殺人中毒者にとって、殺しは生活の一部であり、また糧でもある。
セレネの場合、殺人鬼としての衝動に加えて、さらに別の衝動も加わっている。
ヒソカと対峙した時にどうなるのか、予測はつかない。
殺意に必死で抗うセレネに、オレができることはひとつだ。きっと馬鹿らしいことだけど。
*
242 「うん、師匠好きです」クロロ「清々しいな」→←240 「時代が終わる。全てが始まる。……かっこいいよねこれ……仮面ライダー……」
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勿忘草 - 216話の少女(57歳)に吹きましたwロリババa((殴 (2020年6月5日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - ２１２話最高ですね夢主...強い(確信) (2020年6月5日 20時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 白瀬さん» 早口言葉ですね！！さぁご一緒に！！「ボポボボポボボポばがぶっ」(舌を噛む) (2019年8月29日 17時) (レス) id: d9b557ad09 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬 - ボポボって言いづらいよね‥（遠い目 (2019年8月19日 21時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 林 香織さん» 香織さん、ありがとうございます！クロロイケメンになってますか！？良かったです！！更新ペースが遅くて申し訳ないです…楽しんでもらえるようにこれからも頑張ります！ (2019年7月12日 23時) (レス) id: d9b557ad09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2019年4月7日 0時
