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「A、なんかいいことあったの？」
練習室にてメンバー全員で新曲ダンスの最後の仕上げをしている途中、テヒョンオッパが近づいてきた。
「どうしてですか？」
4次元オッパとはいえ汗だくの顔を見られるのは恥ずかしくて、微妙に距離をとりながら聞き返す。
「んー、だってなんか、すっごい明るい顔してるし。ダンスもめっちゃ上手くなってるし！」
「ありがとうございます」
「で、何があったの？」
「そんな何もないですよ」
ジョングクと仲良くなったから機嫌いいんですなんて言えるはずもなく曖昧に誤魔化すと、オッパは子供のように「教えてよー」と駄々をこね始めた。
「うるせえ」
「ユンギヒョンまで！ みんなしてひどい！」
ユンギオッパがそんなことまで言うから、テヒョンオッパの顔はどんどん不機嫌になっていく。
「A、今日このあと空いてる？」
私たちがオッパの拗ね加減に苦笑していると、ジョングクが拗ねてるテヒョンオッパには全く気づかずに話しかけてきた。
「あ、うん」
「ちょっと高音歌う練習したいから、少しだけ付き合ってくれない？」
「わかった」
あれから私はジョングクと、オッパ達と同じくらい自然に話すことができるようになった。同い年なんだから本来ならそれが普通なんだけど、私達にとってはかなり大きな進歩だ。ジョングクはよく歌の練習に誘ってくるけど、果たして私なんかが彼に指導していいものなのか、少し不安でもある。
アドバイスをくれたユンギオッパには礼を言いにいって、私達のことをよく心配してくれていたジミンオッパやナムジュンオッパはすぐ私達の変化に気づいたみたいだけど。
「……え、何」
テヒョンオッパには何も伝わっていなかったみたいだ。
「じょ、ジョングガ、お前Aを連れてどこ行くつもり！？」
「は？」
「2人とも、いくら成長したからって、オッパはそんなの認めないよ！」
「何言ってるんですか、ヒョン」
どうやら盛大に勘違いをしている様子。
優しいジミンオッパが丁寧に説明してあげてるのを横目に、ジョングクは照れたように頭を掻いた。
「なんかヒョン達にこんなに見守られてたんだって思うと、恥ずかしいな」
「うん」
やっぱり防弾少年団はいいグループだな、なんて。
＿＿＿＿幸せな気分に浸っていた私は、すぐに現実に引き戻されることになる。
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?(プロフ) - ウラツクで一番好きなお話兼一番更新を楽しみにしてるお話です！続きが気になりすぎてはじめてウラツクでコメント残しました！笑 これからも無理せず頑張ってください！ (2019年8月23日 23時) (
レス) id: 7911c797b0 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 更新お疲れ様です！お返事嬉しいです！はい！楽しみにしてます！ (2019年6月24日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki - 更新お疲れ様です！頑張ってください！ (2019年6月19日 22時) (レス) id: 5ccac3abe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2019年6月16日 17時
