１４ 術師？わるいやつ ページ15
*
「30万ってどのくらい？」
エド「1ヶ月くらいは暮らせるぐらいだ……ぼったくりもいいトコだぞ！」
エドワードは逃げようとするが、
親父「逃がすか金ヅル！！」
「泊まるしか、無いようだな」
お金とは、何処で手に入れられるんだろうか。わからないな。
エド「足りん……こうなったら、錬金術で石ころを金塊に変えて！」
「そんなこともできるのか」
アル「金の錬成は国家錬金法で禁止されてるでしょ！」
「そうなのか」
エド「バレなきゃいいんだよ、バレなきゃ」
「……ふーん」
エド「…………やめろ、その目。ふつうに突っ込まれるより傷つくわ」
わざとだよ。ちょっと冷たい目で見てみた。まぁ、法についてはよく知らないからどうでもいいが。……さっきから知らないことだらけだ。
カヤル「え」
エド「ん？」
カヤル「親父！この兄ちゃん錬金術師だ！」
瞬間、店の中がざわめいた。何人かがバタバタと外に走り出ていき、持ってきたのは折れた金属の道具などなど。
ああ、なるほど。錬金術なら直せるということか。
客「いやあ嬉しいねえ！久しぶりの客が錬金術師とは！」
バシーン、バシーンとエドワードが物を直しているのを見つつ、俺は首をかしげる。
「何故？」
親父「『錬金術師よ、大衆のためにあれ』って言葉があるんだ。人のために働いてる術師なら大歓迎さ。……ま、国家錬金術師なら別だがな」
国家錬金術師？……ん？
「国家？……あれ、アルフォンス。エドワードは確か、国家錬金術師じゃ」
アル「……あ」
親父「何だと？」
また、店の雰囲気が一転。今度は冷たい雰囲気になった。
親父「あんた、名前は？」
エド「……エドワード・エルリックだけど」
親父「出てけ！」
3人して放り出される。何なんだ一体、色々と展開に頭が付いていかないんだが。
親父「軍の犬にくれてやるメシも寝床も無いわい！！」
アル「あ、ボクは一般人でーす。国家なんたらじゃありませーん。この子も」
「はーい」
親父「おおそうか！よし入れ！」
やはり、それならいいのか。
エド「裏切り者っ！！」
すまないな、エドワード。後でもう一回来るから。
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藤原 黎明 - アルシエルさん» ふおおおぅ……優しい言葉をありがとうございます！無理しない程度に頑張りますね。こちらの作品は更新ゆっくりなので、ゆっくりたまに見に来てくだされば嬉しいです！よろしくお願い致します！ (2019年4月3日 18時) (
レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
アルシエル - ご復活おめでとうございます。お話の続き楽しみにしています。たまには更新も置いといてのんびりしてくださいね。傷ついた心を癒すのにはそういう時間も必要でしょうから。 (2019年4月1日 13時) (レス) id: e40e430b96 (このIDを非表示/違反報告)
リン - 分かりました！更新頑張ってください！ (2018年12月31日 16時) (レス) id: 9f5cd220aa (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - リンさん» いえ、天空闘技場に入る前に話がスタートしていますので、覚えていません。存在も知らない状態ですね。こちらのお話では念能力は無いものとして扱っていこうと考えています。わかりにくくて申し訳ないです(>_<) (2018年12月30日 17時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
リン - こちらの君臨者様は念を覚えているのですか？ (2018年12月30日 14時) (レス) id: 9f5cd220aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年9月26日 22時
