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「ただいま〜。……つーむーぎーちゃーん！」
「ひゃっ！？」
ああ……。
帰ってきたぞ……小鳥遊事務所に……。
紡ちゃん、マジかわいい。天使。あたしの癒し……。
「あ、おかえり。曲はできた？」
「お前がフラれる最大の原因はそういうとこだよ」
「昔の話だろ！」
紡ちゃんをハグしていたら、万からの冷たい言葉。
あたしはお前のあれやこれやを知っているのに……愚かな……。
「……で、どしたの？ 例のアイドル？」
「あ、あの……その……」
「お前は曲作れ」
紡ちゃんが言いにくそうにしていると、万はあたしを紡ちゃんから引き剥がした。
……冷たい男だ。
「まずは後輩に会わせろ。話はそれからだ」
「っ！ ……あ、あの……怒りませんか……？」
「……は？」
「Aさんが怒らないのなら……」
……あたしが怒る？
なんで？
「……え？ なに？ もしかして、あたしの秘蔵酒を誰か飲んだの！？」
黒龍か……？
泣くよ……あれ、高かったのに……。
もしかして、最高級日本酒の南部美人か……！？
純米仕込みの大吟醸だよ……！？
あれモモが誕生日プレゼントでくれた日本最高級の酒よ……！？
「いや、お前の酒には手を付けてないよ」
「じゃあ何！？」
「……今、IDOLiSH7は歌とダンスを禁止していまして……」
震えた声で、紡ちゃんは話してくれた。
七人の男の子達のうち二人がアイドルとしての自覚がない。
そんなとこだ。
「……あたしはアイドルじゃないから、そのへんはあまり言えないなぁ……。……まあ、でも、半端な覚悟でこの業界に入るつもりなら、シメる」
というか、あたしが東北にいたり他の撮影をしている時にそこまで進んだか……。
「……歌の禁止令が解けたら、聴かせなさいよ」
「はい……！」
こりゃあしばらく、曲どころじゃないかもなぁ……。
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通りすがり - あるさん» コメント、ありがとうございます！ 離れないですね(笑) ゲームのイベントでもネタにしてましたし……(笑) (2019年8月11日 7時) (
レス) id: d17bf84966 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 黒い水頭から離れませんよね！ (2019年8月4日 18時) (レス) id: 28bf0a40fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通りすがり | 作成日時：2019年7月21日 9時
