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「マジですまんかった！！！」
居酒屋であたしは頭を下げた。
先輩として、けじめはつけなくてはいけない。
「姐さん、頭を上げてください……」
「楽……」
「俺は、姐さんにシメられたそいつらの安否が気になりますから」
「楽……お前はそういう奴だったな……」
安否って……。
確かにシメたけど……顔は傷付けてない……。
ボディーブローはしたけど……。
あと、アイアンクロー。
「姉崎さんから聞きましたよ。そちらのマネージャーさんとリーダーが謝罪に来たって」
「そうだよぉ……。マネージャーはいい子だから……」
「で、姐さんの名前が出た瞬間、"ちょっと！？ あんた達大丈夫だったの！？"だったみたいっすけど」
龍は優しいのに、楽は優しくない。
かわいくない。
「楽ってさあ、彼女にだんだん素っ気なくされそう」
「姐さんは俺を何だと思ってるんですか」
「何だろうねぇ」
そう言いながらあたしは、半分くらい残っていたハイボールを飲み干した。
「……あんたら二人さぁ、アイドルだから恋愛NGとかあるかもだけど……。……本気で好きな子ができたら、ちゃんと告白しなよー」
「姐さん……酔ってます？」
「うん、酔ってる。だから、これは酔っ払いの戯れ言だよ、龍」
だはははは。と、カラカラに笑う。
……十年も片想いして、今のままで幸せだと満足してしまった。
だから、楽と龍にはちゃんと恋愛してほしい。
玉砕なら玉砕がいい。
うだうだするより。爛れた関係を持つより。
満足しないで、ちゃんと……。
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通りすがり - あるさん» コメント、ありがとうございます！ 離れないですね(笑) ゲームのイベントでもネタにしてましたし……(笑) (2019年8月11日 7時) (
レス) id: d17bf84966 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 黒い水頭から離れませんよね！ (2019年8月4日 18時) (レス) id: 28bf0a40fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通りすがり | 作成日時：2019年7月21日 9時
