50 ページ6
結果、天空闘技場に到着したのは午前11時となっていた。
えーっと、最後尾は……見えない。
とりあえず受付付近に来たもののあまりの列の長さにげんなりしていた。
はぁ、と溜め息を吐いて最後尾まで歩く。
最後尾が近づくにつれ、聞いたことのある声が聴こえてきた。
ん〜、どこかで聞いたことある声なんだよな〜。どこだったかな。
「A！」
『ゴン！の声だ！』
やっと見えた最後尾にはゴンとキルアがいた。
「やっぱりAだ！髪染めたの？似合ってる！」
ゴンがにっこりと笑う。
「ほん、とにAだ。その服……間違いない」
キルアは呆然とした表情で言葉を紡ぐ。
『
今日は髪を下ろしているので毛先をつまんで横目で見た。
『それにしても……よく、キルアの外出を許したねぇ♠あのゾルディック家が♣』
少々の嘲りと驚きを含んだ笑みを浮かべる。
「オレは自由に生きてみたい。だから出たんだ。あの家を」
『へぇ♦じゃあまずは外のお勉強に
ぐいっと顔をキルアに近づけるとゴンがそれに答えた。
「そうだよ！キルアがここならお金も稼げて経験も積めるからって！」
『適切な判断だ♠ここは殺してはいけないというルールは無い。が、武器も無しで殺してくる奴もそういないからね♦とりあえず200階まで死ぬことはないと思うよ♡』
「ああ、それはオレも経験した」
キルアがあっけらかんと言い放つ。
『キルアって経験者なの？』
「6歳のとき190階まで行った」
キルアが6歳ってことは5年前くらい？その頃天空闘技場のこと知らなかったからな〜。
「Aは200階以上で闘ったことあるの？」
ゴンが首を傾げる。
『あるよ。っていうか1ヶ月前まで200階に部屋持ってたし』
「え、そうなの⁉200階より上ってどんなところ？」
『行けばわかる♡200階に立ち入る
にぃっと口の端を上げる。
「そっか。そうだよね！」
ゴンは期待に胸を躍らせた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Pistachio(プロフ) - ゆうさん» まだです。一応続きはありますが番外編なので本編との繋がりはありません (2020年5月2日 22時) (
レス) id: 461dedd1a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - これってもう完結ですか？ (2020年5月2日 0時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - 明里香さん» またまたご指摘ありがとうございます！しかもだいぶハイペースで読んで下さっているようなので嬉しいです^ - ^ (2019年8月14日 17時) (レス) id: 6b5b204f97 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 61話に誤字がありました。「以外と」ではなく、「意外と」です。 (2019年8月14日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 毎日チェックはしているので。 (2019年8月10日 16時) (レス) id: 01408c4e23 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Pistachio | 作成日時：2019年3月4日 23時
