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3人はエレベーターを降りてすぐのところで話しをしていた。



「で?なんで隠してたんだよ。それなりの理由があるんだろ?」

キルアが高圧的に言う。


『じゃあその前に質問。ボクはバレるような事をしてるし、言っている。なんで今言及するわけ?』

Aは壁に寄りかかって腕を組む。


「…忘れてたんだよ。Aが200階に行った事があるって。だからさっきの会話で思い出した」

『それで確信が持てたと。なるほどね〜♠』



やっぱり200階の話はダメだったか♣だからウイングさんにも牽制したのに…♦



「次はこっちの質問に答えてよ」

『理由ね〜。…ボクは教えられない。いや、教えたくない♣』

ゴンもキルアもはてなを浮かべる。


『ボク、育てるのは好きじゃないの。育つ過程を見るのも育った後を見続けるのも好きだけどさ♡』

「つまり自分で手をかけるのが苦手ってことか?」

キルアが要約する。


『そ。だから教えたくないの♡』



自分で育てるってことは先も見えちゃうって事。中身を知ってるびっくり箱に面白さを感じる人なんかいないだろ?



キルアはそんな理由で、と思う。


「でもっ、」

「キルアやめようよ。Aは教える気がないって言ってるし、200階に念を使える人達がいるなら、その人達に聞けばいい。今焦る必要は無いでしょ?」

キルアは何か言いたそうな表情をして「そうだな」と呟いた。



『まぁ、死にそうになったときは最低限の事を教えてあげるよ♣』



それじゃおせーよ!

第三者が聞いていたらそう突っ込みたくなるセリフだった。

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Pistachio(プロフ) - ゆうさん» まだです。一応続きはありますが番外編なので本編との繋がりはありません (2020年5月2日 22時) (レス) id: 461dedd1a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - これってもう完結ですか? (2020年5月2日 0時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - 明里香さん» またまたご指摘ありがとうございます!しかもだいぶハイペースで読んで下さっているようなので嬉しいです^ - ^ (2019年8月14日 17時) (レス) id: 6b5b204f97 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 61話に誤字がありました。「以外と」ではなく、「意外と」です。 (2019年8月14日 0時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 毎日チェックはしているので。 (2019年8月10日 16時) (レス) id: 01408c4e23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Pistachio | 作成日時:2019年3月4日 23時

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