・ ページ48
そう言うと、勢いよく起き上がって私の手首を掴んだまま、壁に押し付けた
『わわっ。どうしました？先輩』
「どうしました？じゃねぇよ。目には目を、歯には歯をってな」
『えーと、はい？どうい……』
「くらえっ！！」
『ひゃあ“っ！！？』
そう言って、先輩の空いている左手で私の首や脇腹を思いっきりくすぐってきた。
『キャハハハ！！wちょっと、やめて下さい！！』
「そう言ってやめてくれなかったのはどっちかなぁ〜〜！」
『あははははっ！！wwほ、じょうだっ、だってばっ！』
私はこちょこちょだけは本っ当に弱い。しかも先輩、何気にくすぐんの上手いし！！
『ごめんなさいっ！！wwゆる、許してwwあははははっ！！ww』
「許してほしい？」
そう言うと、先輩の手がパッと止まった。そして、ジッと顔を見つめてくる
『…イケメンですね。先輩』
「黙って。許してほしかったら、栗原だけが知ってる本当に恥ずかしい秘密、僕だけに教えて」
『おっも！！』
「ね、いいからそういうの。早く教えないと、またこちょこちょしちゃうよ？」
『待って！！』
ぐ、こちょこちょと引き換えって訳か……考えたな先輩。
というか、恥ずかしい秘密なんて私は純粋乙女だからないと思うんだけ……
……言えるとしたらあれくらいしかないな……
『い、言いますね？』
「うん」
『じ、実は、その、この前コーヒー飲んだとき、間接キスしたじゃないですか』
「あーうん。僕とね？」
『そう。その時、先輩達が控え室から出てった後、一回だけ、一回だよ？その………先輩の口つけたとこ、もう一回私も口つけたんだぁ…』
(ち、ちらっ…)
先輩をちら見すると、硬直したまま私の顔を見つめていた
何その反応
「お前。今日抱くよ？」
『やめて下さい』
「ちょっと目つぶってたら、すぐに抱くよ？」
『帰りまーす』
「ねぇ待って！冗談じゃん！」
荷物を整理して帰ろうとしたら、先輩が送るとか言って本当に送ってくれた。優しいな
「じゃあな栗原。あと、こちょこちょすんのは僕だけにしとけよ？他の奴…さとみ君は冗談なんて通じないから。あの人ガチで反撃してくるからね」
『はーい』
今日はよくわからん休日になりました。帰ったらGoogleで『こちょこちょ テクニック』って検索しました
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 499人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
七海 - 七海って呼んで☆私、敬語苦wwじゃあ、私もあんりで！ありがと〜！ (2020年4月20日 22時) (
レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - ろのさん» 夢主ちゃん可愛く出来てますか！？よかったぁ……確かに現実でこんな子、なかなかいませんもんね！(笑) (2020年4月20日 20時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - 七海さん» 七海！でいいんですか！？タメも！？やったぁー！そうします！私のこともあんりって呼んでくれると嬉しい！ありがとう！ (2020年4月20日 20時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
ろの - あんりさん» 主人公ちゃんかわいいですよ！現実にこんなかわいい子いたら付き合いたい（←by女） (2020年4月20日 11時) (レス) id: 5062ea37bc (このIDを非表示/違反報告)
七海 - あと、私の事、七海って呼んでくれていいですよ！あと、タメでいいです！その方が話しやすいだろうしww (2020年4月20日 0時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんり | 作成日時：2020年3月6日 15時
