Step38 ページ43
「僕は……さとみ君と栗原と一緒がいい」
「えっ」
驚いた。それは西沢さんも同じようで、声を漏らしていた。
こんなにあっさり断ることできるんだ…
「なっ、なんで?」
「なんでって……えぇ〜……二人がいると楽しいし」
「私といると楽しくないの?」
「いや別にそういうわけじゃないけど……」
「じゃあなんで?」
あ、これは絶対めんどくせぇなって思ってる顔だ!
さとみもそう思ったのか、小さくため息をついて口を開いた。
「まぁまぁ胡桃。ころんの意見を尊重してやってよ。ね?」
「さとみ君……分かった」
「さすが。物分かりいいな」
すっ、すごい……さとみって団結力もあったんだ……!あっという間に丸く収まっちゃった。
「んじゃそういうことで。俺らは先に帰るよ。ころん、センパイ、行こ」
『あ、うん』
「ほーい」
三人で店内を後にした。
「……で、ころん?さっきの言い分は本当のこと?」
「え?そりゃそうだけど…」
「ふっ……お前ホント素直だよなぁ」
「さとみさんバカにしてます?」
「してねーよ!w俺も同じ気持ち」
『あっ、私も一緒の気持ち!だからさ、明日絶対勝って景品もらおうね!』
「……あぁ!」
「しょーがない。協力してあげるよ。はぁー」
そう言って、三人でグーを作ってコツンと合わせた。こういうのしたことないから、ちょっとドキドキ。
「じゃあまた明日。ころんは俺と途中まで一緒だから。センパイは女の子なんだから、気をつけて帰れよ」
『うん!ありがと!じゃあまた明日!先輩も!』
「あーい、お疲れー」
先輩達の背中を見ながらしみじみ思う。
(先輩が私達を選んでくれてよかったぁ〜!正直めっちゃ嬉しかった!)
『明日に備えて今晩はカツカレーにしよう!』
今晩はカツカレーを作りました。
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七海 - 七海って呼んで☆私、敬語苦wwじゃあ、私もあんりで!ありがと〜! (2020年4月20日 22時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - ろのさん» 夢主ちゃん可愛く出来てますか!?よかったぁ……確かに現実でこんな子、なかなかいませんもんね!(笑) (2020年4月20日 20時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - 七海さん» 七海!でいいんですか!?タメも!?やったぁー!そうします!私のこともあんりって呼んでくれると嬉しい!ありがとう! (2020年4月20日 20時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
ろの - あんりさん» 主人公ちゃんかわいいですよ!現実にこんなかわいい子いたら付き合いたい(←by女) (2020年4月20日 11時) (レス) id: 5062ea37bc (このIDを非表示/違反報告)
七海 - あと、私の事、七海って呼んでくれていいですよ!あと、タメでいいです!その方が話しやすいだろうしww (2020年4月20日 0時) (レス) id: cc0b3d41a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんり | 作成日時:2020年3月6日 15時