バイト先の教育係【ころん】

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(きょ、教育係ぃ？)



「…さとみ君？」

『やだよ！何であんたなんか教育しなきゃ…』



まっぴらごめん！
でも、こう言われるのも想定内のようで、待ってましたというように口を開く



「ふーん、じゃあ店長に言っちゃお」

『ず、ズルいっ！』

「そしたら、仕事増えるどころか、減っちゃうかもね。お疲れ」

『…っ！！』



くぅ〜〜！！ムカつく〜〜！！
ニヤニヤしてる。勝ち誇った顔してる。それがまたイケメンだから、何故か余計腹立つ！！


や、さとみの思い通りにはさせるか




『…いいよ。ただ、私が先輩なんだから敬った態度とってよね？』

「勿論だよ、じゃあけってーい。これから宜しくね、Aセンパイ」



目を細めてにっと笑った。
そして、棒立ちしている青樹先輩にもニコッとスマイルを向けた



「ころん、教育係の相手が教育係になっちゃったね」

「…“なっちゃった”、って？」

「もう、Aセンパイはころんと話す機会が減るかも、ってことだよ」



えっ、やだぁ！！



『安心して先輩。私そんな気全然ないから！』

「別にいいし。なんかあったら呼んで、僕お客様に呼ばれたから行くね」

『あ、はいっ』




…なんか先輩、いつもより冷たい？
なんでなんで！？やだやだ！！

……はっ




「ねぇ、センパイってば。俺、食器洗いダルい」

『……だから？』

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