54.現る敵と ページ12
13号さんのUSJについての説明が始まった。
が、何故かお小言がどんどん増える。
「皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性は『ブラックホール』」
ごめんなさい、知りませんでした。
「どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
「ええ…」
出久の隣で凄い速さで頷くお茶子ちゃんを見て、思わず吹き出しそうになるのを耐える。
少し間を開け、13号さんが再び口を開いた。
「しかし、簡単に人を殺せる力です」
「！」
「皆の中にもそういう個性がいるでしょう」
そう、個性は凄い力。それでいてとても危ういもの。
力加減を間違えればどうなるかわからない。
私の『フェイト』だってそうだ。もしかしたら、『無効化』もそうかもしれない。
でも…私にはやらなきゃいけない事がある。
その為には、この力が必要不可欠になる。
「…頑張んなきゃ」
と、意気込みながら13号さんの話のラストの言葉を聞いた。
「今回の授業で、人命の為に個性をどう活用するかを学んで行きましょう。
君達の力は、人を傷付ける為にあるのではない
救ける為にあるのだと、心得て帰って下さいな」
カッコいい…。ヤバいな、私13号さんのファンになりそう。
みんなが拍手や歓声を上げる中、
_______事は起きてしまった。
突然、階段の降りた先から途轍もなく嫌な気配を感じた。
何度も浴びたあの、背筋の凍るような、殺気のような
冷たいモノが私を捕らえた
「「！！？」」
「…アルトリア…これって…ッ」
「はい…。この感じは…間違いありません…！」
「…？セイバー、藤丸。どうした」
この場にいる私とアルトリアだけが感じたモノ。
私とアルトリアはバッと振り返り、階段の先の広場を見つめる。
それを不審に思った相澤先生が聞いてくるが、今はそれどころじゃなかった。
「…イレイザーヘッド、13号。早く生徒を安全な場所へ」
「！…おい、まさか」
そして、現れた。
私達が見つめる階段の先に、広場の辺りに黒いモヤが現れた。
そのモヤの中から溢れ出る何人もの人がこちらに近付いてくる。
「一かたまりになって動くな！13号は生徒を守れ！！」
相澤先生の鋭い声が響く。
アルトリアが構える。
そして
「いた…！」
見つけた
「子どもを殺せば来るのかな？」
そう呟く、敵のボスらしき者。
けど、もう私に
.
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爆走する点P(プロフ) - 最ッ高です...！ (1月29日 1時) (
レス) @page43 id: 4d9e29c5d6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - 好きすぎる！(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋更新楽しみに待ってます！応援してます！(*^^*) (2022年1月3日 4時) (レス) @page43 id: 0ea8b0dbfd (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 暁さん» 更新が大変遅れてしまって申し訳ないです！！好きだなんてそんな…嬉しいです^ ^ 今後とも応援お願いします！！ (2020年1月1日 16時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - とっても面白くて好きです！！更新楽しみに待ってます！！！！ (2019年10月22日 4時) (レス) id: 8f6d532d35 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - masyu0816さん» 面白いですか！？本当ですか！？超嬉しいです！気紛れ亀更新ですが、応援の程よろしくお願いします！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2018年5月14日 17時
