13.再会の喜び2 ページ14
同じく目に涙を溜めたマシュが私に駆け寄り抱き着いた。それを受け入れるように私も抱き締め返す。
「…ずっと、ずっとお会いしたかったです！先輩…！」
「マシュ…。私も…ずっと、会いたかった…っ」
「せ…っぱい…っ」
あたたかい。
ああ、夢じゃない。現実なんだ。本当にみんながここにいるんだ。
「立香ちゃん…」
「…ロマニ…」
やや困り顔のロマニが近付いて来る。
「謝っても許されないかもしれないけど、本当に……ごめっ」
「馬鹿…ッ！」
最後まで言わさずに私はロマニの手を引くと、マシュと一緒に抱き締めた。
恐る恐ると言った感じにロマニも私の背に手を回し、抱き締め返してくれた。
涙が止まらない、止まらないよぉ…！
こんなに嬉しい事ってある？いや、ないよ…！
「会いたかった…」
「！」
「私も…ずっと、会いたかった…謝りたかった…。ごめん、ごめん…！でも、ありがとう…っ」
「……っう"ん！ごめんね…っ、ありがとう…！！」
ロマニも泣いたのがわかった。
ロマニも辛かった、痛かった、悲しかったに違いない。でも、今この時だけは感謝を。
「みんな…また、会えて嬉しい。ありがとう…！！」
今世で一番の笑顔をした気がした。
＊＊＊
「え！？他にも転生してるサーヴァントがいるの！？」
落ち着いたとこで、お互いの状況を説明し合った。
その会話の中で、ここにいるメンバー以外にも数名転生したサーヴァントがいるらしい。
その言葉を聞いた時に嬉しさが再び込み上げた。
「はい。彼らにも立香に会うよう言っておきます」
「そっか、それは楽しみだなぁ。と言うか、エミヤとジャンヌとクー、アルトリアにロマニはここ雄英の教師なの？」
「うん。あとレオナルドもいるよ」
「ダヴィンチちゃんも！」
「だから何かあったらすぐ相談しろよ！」
「うん！ありがと、クー。じゃあ、マシュは……」
「私は今年度でヒーロー科2年になります」
私の一つ年上になるのか。
「じゃ、今度はマシュが先輩だね！」
「そうなりますね。何だか新鮮ですね、先輩」
「こら、先輩じゃなくて立香。知らない人が聞いたらびっくりするし」
「あ！ご、ごめんなさい！」
あーマシュめちゃ可愛い。
顔を赤くしてるとことか、ぐうかわ。
この癖を直すにはどうやら時間が必要のようだ。
私は先輩呼びでも構わないけどね。
そして数時間後、私はみんなと連絡先を交換し、家へと帰った。
今度は会いたい時に会えるのだから。
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セブ推し(プロフ) - サヒアさん» ありがとうございました！ (2018年6月11日 16時) (
レス) id: f4753b0a53 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - セブ推しさん» 藤丸(ふじまる)、立香(りつか)って読みます。説明なくてごめんなさいm(_ _)m (2018年6月10日 23時) (レス) id: c08842489f (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 珈琲さん» 本当ですね、アホですね私。教えて下さりありがとうございます！最高…！？う、嬉しいです！頑張ります！！ (2018年6月10日 23時) (レス) id: c08842489f (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 撫菜兎さん» 完結出来るよう頑張ります！！ (2018年6月10日 23時) (レス) id: c08842489f (このIDを非表示/違反報告)
セブ推し(プロフ) - すみません，質問なんですが主人公の名前はなんと読むのですか？教えて下さい((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ (2018年6月10日 17時) (レス) id: f4753b0a53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2018年2月16日 23時
