４７ 久しぶりの�� ページ10
*
イルミに手を引かれて食堂へ行くと、もう皆さん勢揃い。
「お久しぶりです。シルバさん、ゼノさん」
ゼノ「うむ」
シルバ「……元気そうだな」
ん、んー、元気というかなんというか……ってさっきもこんなこと言われたような。
とりあえず苦笑いしておいて椅子に座る。
「ミルキは？」
イルミ「キルの世話」
……キルア。そうだ、助けてあげなきゃ。ゴンたちもここへ向かってるみたいだし……。
キキョウ「ではいただきましょうか」
「はい、いただきます」
まずはこの毒料理を切り抜けなくてはいけない。
美味しいんですけどね？美味しいんですけど……気持ち的な面で、結構キツイですよ。
「ご馳走さまでした」
キキョウ「どうだったかしら？」
「痺れ毒の微かな酸味が感じられました。意外に野菜に合うんですね」
キキョウ「うふふ、そんな風に言ってくれて嬉しいわ」
美味しいんですけどね？気持ち的に……←二回目
っと、それより、
「キキョウさん。キルアは何処に？」
キキョウ「独房よ。自分から反省して籠っているわ」
むー、『自分から』ねぇ……。
「わかりました。後程行かせていただきます。では私はこれで」
こういう狂愛というか、過保護というか……そんなところはあまり好きではない。それがゾルディック家の持ち味ではあるのだろうけれど。
イルミ「サクヤ」
「はい。何ですか？」
イルミ「キルの所行くの？」
「いいえ、まだ行きませんよ」
ゴンたちが来たら、キルアを連れ出す。それが私のやることかな。一刻も早く帰りたいけど。
「時が来たらキルアを連れて出ていきますよ」
イルミ「ふーん、そう」
……あれ、意外と軽い。
意外に思ってなんとなくイルミを見ていると、イルミはなにやら考え込んでいた。
しかし、部屋に着いて、ドアを閉めた瞬間、
ドンッ
「っ！？イルミ？」
左手首を壁に押し付けられた。イルミの顔が近い。
「い、一体何を−−」
イルミ「オレ、言ったよね？」
顔が私の耳元に寄る。
イルミ「サクヤと『結婚する』って」
低い声で囁かれ、ゾクッと背筋が痺れた。
*
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藤原黎明 - ごめんなさい！コメント気が付いてませんでした……！探しにくくてすみません！でも、読んでいただけて嬉しいです！ (2018年8月31日 17時) (
レス) id: 50a7dd275d (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - すみません。もう少し調べてみたら見れました！本当にすみません(T-T) (2018年8月10日 11時) (レス) id: ecaf096ebb (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - あの、作品の一番始めといいますか第一話？が見れません。どうしたら見れますか？ (2018年8月10日 11時) (レス) id: ecaf096ebb (このIDを非表示/違反報告)
フェイたん - とても面白いです！夢主ちゃん可愛すぎ！これからもお体に気を付けて頑張って下さい！ (2018年1月12日 17時) (レス) id: 3affdfaf3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2017年12月20日 0時
