【H×H】ジャポンから来たお姫様は盗賊でした。《２》

５３ 試しの門 ページ18

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とりゃっと試しの門を開け、外に出る。ちなみに開いたのは２まで。肉体的な力はあんまり無いので。後でウボォーさんと筋トレしよう……。

？「サクヤ様」

「ゼブロさん！」

ミケのお掃除係のゼブロさん。にこにこしていて、とても優しい方です。

ゼブロ「邸内にいるとお聞きしましたが……」

「そうなのですが、実はここにいる三人に会いに−−」

と、いいかけた時、背後から元気な声。

？「サクヤーー！」

「ゴン！クラピカ、レオリオも！」

右腕を吊っているゴンが、トレーニング用のベストを鳴らしながら走ってくる。
後ろから、クラピカ、レオリオも。

ゴン「やっぱりここにいたんだ！」

「はい。イルミが、ちょっと」

レオリオ「ちっ、あいつか……」

クラピカ「無事で良かったな」

「へへ、本当に」

ひとしきり再会を喜び、私は邸内のキルアの話をする。

「まだ出れるような状況では無いので……それに、一番話が通じる方々も仕事に行ってしまって」

言わずもがなゼノさんとシルバさん。１週間くらいは帰らないみたいだし……。

ゴン「でも、オレたちはキルアを取り戻すよ。まずはこの門を越える！」

「先決はそれですね。で、状況は」

クラピカ「まだ、なかなか……」

それにしても、ゼブロさんが手伝ってるなんて。ゴトーさんとかに怒られないのかな？

「じゃあ、開けるまでは私も修行にお付き合いします」

ゴン「本当！？」

「はい」

中にいたら……もう出られない気がするし。キキョウさんとかキキョウさんとかキキョウさんとか。普通に話す分には問題無いし、好きですけどね？
ただ結婚話が多いんですよね。

ともかく、ここから何日かはゴンたちと修行！





「あ、あとそれから」

ゴンの折れた腕に軽く触れる。まだ少し痛いのか、ぴくっと動いた。骨折だと完全には治せないけど……

ゴン「サクヤ？」

『桜花舞姫』を見えないようにして使い、ちょっとしてからもう一度触れる。

「痛み、どう？」

ゴン「え……あれ？痛くないよ！？」

「ふふっ、良かった」

ゴン「すごいや！どうやったの？」

念、とは言えませんから。

「おまじないっ」

と言っていたずらっぽく笑っておきました♪




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