【番外編】ある日の夢主とイルミ ページ46
初コメントいただきました！
すごく嬉しいです、ありがとうございます！
これからも頑張りますので、読んでいただけたら幸いです♪
−−−−−−−−−−−−−−
※サクヤちゃんがまだ旅団に入ってない頃、イルミと出会って少ししてからのお話です！
【サクヤside】
「うーん……」
私は今、すごく悩んでいる。
「髪……切ろうかな……」
ジャポンを出てから一度も切っていないこの髪の毛。
既に膝の辺りまで伸び、髪を結うのも大変なくらい。
ならばすぐに切ればいい、と思うでしょう。
でも、自分で切ることなんてできないし。これが一番の大問題なのです。
他の人に頼もうにも、キキョウさんはどさくさに紛れて色々変なもの着けそうだし、男の人なんて恥ずかしくて無理。
これが私の悩み事。
はぁ、とため息をついて髪の毛をくるくるといじっていると、
？「何ため息ついてんのサクヤ」
「きゃっ！？」
いきなり耳元で声を出したのは、イルミ。
「い、いつ入ってきたんですか！」
イルミ「サクヤが髪切ろうかなって言った時から」
「始めからってことですね」
イルミ「切りたいなら切ればいいじゃん」
「すぐに切れるならばため息はつきません……」
なんで？と首を傾げたイルミに悩み事を説明すると、驚くべき一言。
イルミ「オレが切ろうか？」
……いやいやいや平然と言わないでくださいよ。
「貴方は今の話聞いてましたか？」
イルミ「母さんに切られるのは嫌だって」
「そこではないですよ！私今男の人に切られるのも嫌と−−」
言いかけた瞬間、頬がふわりと温かく包まれた。
イルミ「オレが男だって意識してるんだ？」
そう言って顔を近付けられる。
「そういうことではありません！//」
イルミ「それなら切って良いよね？」
「だから、恥ずかしくて無理です！」
イルミ「矛盾してない？それ」
イルミは、うーんと考え込み、
イルミ「このままキスするのと、おとなしく髪切られるの、どっちがいい？」
と、言った。
って、選ぶ余地あります？ありませんよね！？
「後者選びます……」
私が諦めてそう言った。しかし、だ。イルミの顔はそのまま私に近づき、
ちゅっ
………………はい？
「っ！？イルミ！？」
っい、今何をっ！？
イルミ「キス。散髪料ね」
「ずっずるい！イルミずるいですよ！//」
見事に嵌められた一件でした……。
*
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藤原 黎明 - ヴィズさん» めちゃわろてるやんwwww びず姉ありがとう！！wwww (2019年8月15日 23時) (
レス) id: d9b557ad09 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィズ(プロフ) - んふふwww好きぃwww (2019年8月15日 22時) (レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
藤原黎明 - RTさん» コメント気が付いてませんでした、すみません！ありがとうございます！これからも頑張ります^ ^ (2018年8月31日 17時) (レス) id: 50a7dd275d (このIDを非表示/違反報告)
RT - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年8月10日 14時) (レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
キサキ(プロフ) - メンチはシングルハンターです (2017年12月28日 13時) (レス) id: 3a616b600a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2017年9月30日 23時
