１３ 思わぬ結果２ ページ14
*
【クロロside】
「すごくかっこよくて……私の人生を変えてくれた方です。いつか会ってお礼を言いたいんですが」
そう言ってプリンを口に含んだサクヤ。
かっこよかった、憧れた、だとか熱弁するのを聞いて、オレは不覚にも頬を赤らめた。
相手は、その盗賊がオレだということに気が付いていなかった。確かにあの時、名前は教えなかったが。
サクヤはそんなオレに気が付いて、非難するように眉をしかめて問いかけたが、オレは少し、いじわるをした。
盗賊の正体に気が付いたのだろう。
サクヤの顔はどんどん赤くなった。
「たしかその子の名前が……」
「サクヤ＝コノハナですねわかります！！」
そうして叫んだサクヤは、すぐさまテーブルに顔を伏せた。
「オレに憧れていたとはな」
「……」
本人とは知らず、熱弁したのが恥ずかしいのだろう。全く顔を上げない。
しかし、思いがけずそれが聞けて俺は嬉しかったし、恥ずかしかったのも事実だ。
「サクヤ、起きろ。プリンがまだ残ってるぞ」
皿に投げ出されたスプーンでサクヤのプリンをすくい、差し出す。
「プリンで起こすの……？」
のろのろと起き上がった顔は、まだほんのり赤く染まっていた。
「本当にクロロさんなんですか？双子とかないですよね」
差し出したプリンをぱくりと食べたサクヤはオレに改めて聞き返した。
「ああ。間違いなく俺だ」
「う……っわぁーーー恥ずかしい……すっごく恥ずかしいです」
「かっこよかった？」
「もういじめないでください…………あとプリンください」
もう一度プリンをすくって、口に含ませる。
むぐむぐと咀嚼してから、サクヤはオレを見た。
「とりあえず、私はあなたのお陰で自由を得ました。ありがとうございました！」
半分怒っているような口調だったが、照れ隠しだと判断。どういたしましてと返す。
まさかクロロさんとは思いませんでした……あー恥ずかしい、何故私はちゃんと顔を見なかったんだろ……とぶつぶつ呟くサクヤを見ているうちに、オレは本題を思い出した。
*
ラッキーアイテム
伸縮自在の愛
ラッキーキャラクター
フェイタン「ワタシがラッキー？……ハハ、喧嘩売てるか」←
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藤原 黎明 - ヴィズさん» めちゃわろてるやんwwww びず姉ありがとう！！wwww (2019年8月15日 23時) (
レス) id: d9b557ad09 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィズ(プロフ) - んふふwww好きぃwww (2019年8月15日 22時) (レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
藤原黎明 - RTさん» コメント気が付いてませんでした、すみません！ありがとうございます！これからも頑張ります^ ^ (2018年8月31日 17時) (レス) id: 50a7dd275d (このIDを非表示/違反報告)
RT - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年8月10日 14時) (レス) id: da0e7ea281 (このIDを非表示/違反報告)
キサキ(プロフ) - メンチはシングルハンターです (2017年12月28日 13時) (レス) id: 3a616b600a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2017年9月30日 23時
