【名前変換オリジナル】いろんなタイプの恋人と

真夜中の待ち合わせ ページ37

ー抽象的、注意。ー
ー純愛ではありませんー

かける相手も
かけてくる相手もいない
私の仕事をしない携帯は、今
久々の仕事に青いライトを輝かせながら
着信を知らせている。

相手は。

洋「…おー。出たな。もしもし？」

綾「…どうしたの？」

洋「今晩、暇か？」

…分かっていた。
この着信に出れば、
こう誘われると。
そして、

綾「暇…だけど。」

こう、答えるのも。

​──────

彼には、恋人がいる。

それを、知っている。
知っていることを、
彼も、知っている。
同意の上での、密会だ。

洋「ん、来たか」

綾「来てやったんだから、感謝して。」

洋「…ほんとに？そんな感じなの？」

慣れた手つきで私の肩に手を回す。
嫌でも胸が高鳴る。

私は、彼のことを愛しているから。

綾「…」

洋「…ほら。」

くすり、と微笑んで私の手を引く。

洋「行こうか。」

​──────

もう言葉を交わす必要すら感じない。
でも、
どれだけ強く抱き締めても、
何か言いかけた口を塞いでも、
彼は、私と同じ明日は見ていない。

息が詰まる。
もっと近くに、もっとあなたに触れたい。
そんな思いは夜の海に溺れて消える。

​──────

綾「…ねぇ、いつまでこんなこと…」

洋「…じゃ、俺は帰るわ」

ー真夜中の待ち合わせー

嫉妬→←素直

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す