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アイドル ページ32

洋「みんなありがとうー!」

止まぬ歓声の中ステージから降りてくる彼。
そう、彼はアイドルである。
そして私は、メイク担当。

綾「お疲れ様でした。アンコールなんでメイク直しましょう」

洋「うん、ありがとー」

綾「アイメイク直すんで目を閉じてもらって…」

洋「キスすんの?」

綾「し ま せ ん」

洋「そっかぁ、残念。」

どうも調子が狂う。
正直彼の担当はしたくないんだが、
一度移動になった時にこの人は

『い、嫌です嫌です、俺は池田さんのメイクじゃないと嫌です!!』

…といって拗ねたらしい。
子供なのか…。
社会はそんなに甘くないぞと伝えたい。

洋「もう出来たの?」

綾「できましたよ」

洋「手際いいね〜、池田さんみたいに手際いい子はなかなかいないよ」

綾「ありがとうございます」

素直に嬉しい。

洋「早くみんなに会いたいから、手際がいいのは嬉しいよ」

きちんと支えて下さっている
ファンの皆さんのことを考えるこの人は
やはりアイドルなんだなぁと感じる。

洋「行ってきますね」

綾「行ってらっしゃいませ」

そんな彼に憧れてしまうのは、
不可抗力だと思う。

ーーー

洋「おわったーー!」

勢いよく楽屋に戻ってくる彼。

洋「楽しかった…またやりたい…!」

なんか色々話しているが、
私は片付けに専念する。

洋「ちょっ、池田さんー」

…。呼ばれた。

綾「…はい?」

洋「このあとご飯どう?」

綾「いや…打ち上げがあるんでしょう…それ行ってください…それよりも」

何を言っているんだ…この人は。

綾「ファンの皆さんに申し訳ないでしょう」

洋「ぬっ。」

綾「そんな訳なんで。」

そう言い残し立ち去ろうとすると

洋「ま、待って待って!」

手を引かれ引き止められた。
不意に手を握られて心臓が跳ねる。

洋「俺さ…ファンのみなさんも好きだし…スタッフさんも好きだし…でも特に池田さんのことは好きだからさ…あのさ…」

だから何なのだ。
…と平然を装いたいが
顔が赤くなっていくのは抑えられなかった。

洋「……顔赤いっすよ?脈アリ?」

綾「ちっ…ちがっ、ちがいます!!」

ここはひとまず逃げることにしましょう。

ーアイドルー

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馬由(プロフ) - みくりさん» わあぁ!ありがとうございます!!基本的に私は携帯で書いていますよー! (2018年3月5日 18時) (レス) id: afd8a4a6ba (このIDを非表示/違反報告)
みくり(プロフ) - いつもキュンキュンしてます/// 何で小説書いてますか?? (2018年3月5日 17時) (レス) id: b47557652d (このIDを非表示/違反報告)
馬由(プロフ) - わー!夏蜜柑さん!ありがとうございます!今後もどうぞよろしくお願い致します!! (2018年2月26日 13時) (レス) id: 8d9fe2f42d (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑(プロフ) - 初めて見ました、馬由さんの作品読みやすくて好きです(*´ω`*)ヤバイやつ?が私は可愛くて好みです!今後も更新頑張ってください(*´ω`*) (2018年2月26日 1時) (レス) id: ec14c5022d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:馬由 | 作成日時:2017年2月7日 0時

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