私の秘密28 ページ29
A視点
夜8時45分。
私は一人で夜道を歩いていた。
あの公園を目指して。
、
萌「あっ。あの時のお姉さん。こんばんは。」
ブランコに座り、静かに挨拶を言われたので、私もこんばんは。と返した。
『誰か、待ってるの?』
萌「...お姉さん、分かってるでしょ?」
『...うん。分かってる。』
私は、彼女の隣のブランコにチョコンと座った。
ひんやりとした温度を感じた。
萌「じゃあ、返して。」
『...。』
萌「白と黒は私の猫よ。私だけの。」
『私は、白や黒っていう名前の猫は知らない。』
萌「とぼけないで!!」
彼女は大きな声で言った。
萌「貴方の飼っている猫が私の猫よ!!私の物よ!!」
『...二匹を物扱いしないで。』
私が冷淡な態度をとり、先程の言葉を言ったことに怒ったのか、彼女は立ち上がり、私の方を向いた。
萌「いいえ、あれは私の“物”よ!!私が引き取らなきゃ、白と黒は保健所で死んでいたわ!!私のお陰で生きてるの!!」
『確かに、貴方が引き取らなきゃ、亡くなっていたかも知れない。けど、貴方はそのあと二匹を捨てた。殺したも同然。』
その言葉に怒り、彼女は胸ぐらを掴んできた。
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ちょこ - とてもよかったです!その後話がもっと欲しい! (2020年1月18日 19時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
水歌 - 完結おめでとうございます! 猫の時、癒されました! これからも頑張ってください! (2017年4月16日 11時) (レス) id: 5f51ff3719 (このIDを非表示/違反報告)
まふまふ好き(利愛) - 完結おめでとうございます!!!!まだ生きている際があったw (2017年1月28日 0時) (レス) id: df0e253370 (このIDを非表示/違反報告)
リコピン - 完結おめでとうございます!!!とっっっっっても面白かったです!これを見るのが私の日課だったので終わっちゃうのが少し寂しいです…( ; ; )これからも頑張ってください!! (2017年1月26日 20時) (レス) id: 22b3e3e0fe (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!とても面白くて学校にいる間も読みたいいいって感じでしたwお疲れ様です!!! (2017年1月26日 19時) (レス) id: 562b9f267d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:世桜 | 作成日時:2016年11月17日 20時