105 能力開発？ううううーん ページ30
*
【リヒトside】
さて、どうしたものか。
練習場(修復した)の真ん中に座り込み、俺は考え込む。
念の基本技・応用技まで修得した今、俺がすべきことは『発』ーーつまり自分だけの技を考え出すこと。
人間でも応じることができるくらいの力で、殺す能力は無い。それでも強い相手とは楽しめるくらいのーーぷしゅう。
「纒……」
考えながら、念をおさらいしていく。
「絶」
発として今まで見たものは、ヒソカの『伸縮自在の愛/バンジーガム』、マチの『念糸縫合』、イルミの針、カストロの『ダブル』、ギドの独楽ーーなど。
「練」
個々の性質や精神に合った能力たち。その中に俺に合う能力があるかというと、無い。合っていたとしてもそれは単なる模倣であり、意味など無い。
「……凝」
やはり俺自身で考え出すしか無いのだ。
「硬」
今の俺の能力から、考えてみるか。
「堅」
今の俺の能力は２つーー
1つは、言葉。××××……のような。これは俺特有の、俺のみの言葉であり、これは全ての生物、無生物も従うもの。
これについては、また後の機会があれば細かく説明するとしよう。
2つ目は、念。俺は元々オーラを持たない。だから暗黒大陸の生物たちから少しずつ、オーラを貸してもらった。結果、俺のオーラの性質は様々、混ざり合ったものと化している。まとめて言うならば、特質系か。
そして念の中に、また2つ。
俺が意識して使用する念と、無意識に発動しかける念。
「周」
意識して使用する念は、今俺がやっているようなもの。無意識に発動しかけるのは、オーラを借りた生物たちによるものだ。俺の危険などを察知して、防衛本能が働くらしい。リールベルトたちと会った時のが、良い例だ。
「円……隠」
……そうだ、その防衛本能を抑え付けておかないと、無意識に人を殺してしまうかもしれない。
「流」
今度は立ち上がって受けと攻めの型を練習しながらそう思い、ふと。
「……抑え付ける？」
無意識に人を殺す……それを恐れて抑え付けるのは果たして最善か？
もちろん人を殺したく無い。だから力の無意識な使用は抑えないとダメだ。
でも、完全に抑え付けるのは如何なものかーーそれなら、一緒に……
「協力？」
オーラの主との協力、連携……否、憑依？
「……ん」
あちら側の生物の力は絶大だ。だが、俺ほどでは無い。それを人間レベルに制御するなら、俺自体の力を抑えるより簡単だ。
「なるほど……」
あちら側の生物にも、人間になってもらう？
「……うん」
やってみよう。
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勿忘草 - 実況さんに返事をする夢主さんが面白いwww (2020年6月14日 18時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - マーシャさん» ふふふ（≧∇≦） 続編をお楽しみに！応援ありがとうございます！ (2019年6月2日 6時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ - 黒髪の青年はクロロですねわかります！ 続編頑張ってください！ (2019年6月1日 17時) (レス) id: 9f5cd220aa (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - キラさん» キラさんありがとうございます！！こっからも頑張りまーす！！ (2019年5月19日 1時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - やっぱりいつ読んでも面白いですー！！これからも楽しみにしてます！！ (2019年5月17日 22時) (レス) id: b207c7ff5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年12月29日 23時
