弐拾伍振目 ページ27
物吉side
家康公があんなにも欲しがった太刀
十六夜A。その予想以上の美しさには驚かされました…。
貴方「薬研、索敵を頼む」
薬研「任せろA兄！」
そして会話を聞くにどうやら三条と粟田口の祖…もとい兄らしい。
索敵が成功し陣形を整えると、前に敵が見えた。
同田貫「おっ、来たな！」
岩融「一暴れするか！」
浦島「よーし！頑張るぞー！」
みんな次々と目の前の敵と交戦を始める。
僕も戦わなくては…
そう思いながら十六夜Aの方を横目で見てみる。
貴方「よっ…と」
舞うような身のこなしで敵をどんどん倒していくその顔は、少し笑っているようにも見えて…
それほど余裕なのだろう。
物吉「……」
思わず見惚れて少し呆けていると
近くまで迫っていた敵に気付けず、刃を左腕で受け止めようと覚悟したその時
聞こえたのは金属音。
見えたのは真っ二つに折れた敵の刀と、倒れた敵。
…それから、十六夜A。
貴方「物吉よ、怪我はないか？」
物吉「は…はい…」
貴方「はっはっは…よかった。…だが」
口角は上がっているものの、目が笑っていない。
夜空のように澄んだ瞳が今は怖いです。
貴方「初めての出陣で呆けて危険な目に会うとは…油断は禁物だぞ。何をしていた？」
言い訳をしようとか、変な見栄を張るだとか
そういうことは一切無く、不思議と思ったことがそのまま口にでた。
物吉「…貴方を見ていました。あの身のこなし、素晴らしかったです！
貴方の強さも、認めざるを得ません」
僕がそう言うと、十六夜Aは笑って頷いた。
貴方「そうかそうか…俺にはもったいない台詞だな！
では今日のところは帰城するか。
それから俺のことはAで良いぞ」
気づくとみんなが戦いを終えてこちらに集まってきていた。
貴方「改めて、これからよろしく頼む」
そう言って差し出された右手に捕まり、立ち上がる。
初対面であんなことを言ってしまって少し恥ずかしいけど…
僕は改めてみんなの方を向き直って言った。
物吉「改めて、これからどうかよろしくお願いします！」
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サミ(プロフ) - 新しいさにわ、いい人なんですけど…十六夜くんと刀剣達の絡みが読みたくてきてるので、もうすこし影薄くしてほしいです。 (2016年8月20日 1時) (
レス) id: 6fe0904d32 (このIDを非表示/違反報告)
つるもちぃ(・ω・)ノうさ(プロフ) - 是非、十六夜 君を描かせてください！((もう書いてしまった(( (2016年3月20日 20時) (レス) id: 8ec2ed0298 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - コメントありがとうございます！コメ返は続編でさせていただきますね(^-^) (2016年3月19日 20時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
未来華月(プロフ) - 一兄に、｢頑張って守って！私の周りにも、私の保護対象下（←）にいる人が２,３人います。お互いに頑張りましょう！」というエールを送ります！ (2016年1月17日 15時) (レス) id: bdb1f6db73 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - 檗(ばく)さん» 本当ですか！そう言って頂けると私も嬉しいです^ ^更新頑張りますね！ (2016年1月17日 7時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
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