占いツクール
検索窓
今日:240 hit、昨日:2,286 hit、合計:146,129 hit

第四話 痛い ページ4

「何処行くの」
「庭だよ。緑が沢山あって綺麗なんだよ」

ジョゼフは歩きながら、少し嬉しそうに話した。私はふーんと返事をする。
さっきの廊下よりかは明るくなりだしたので、ジョゼフの腕から離れ一方後ろを歩く。
「もういいの?怖くない?」

「別に、もういい。早く前行って…」
私がそう言うとジョゼフは少し寂びそうな表情をして前に歩いた。




無言のまま歩き続けた。すると、大きな十字路に当たった。これは…逃げるチャンス…?
ジョゼフは前に進んだが、私は走り出し左に曲がった。

「ねぇAちゃん…聞きたい事が…あれ」






ここまで走れば、ジョゼフも追い付けないだろう。適当な道を走った為、今自分がどこらへんにいるのかも分からない。
だが日当たりが悪そうな事だけはわかる。窓はあるが光が入って来ない。
私は息を落ち着かせる為、床に座り込み息を整える。

すると、近くから罵声が聞こえた。声の元はあの廊下を曲がった所だろう。
私は息を殺して覗いて見る。そこには先程見かけた銀髪の青年がジョゼフと同じ服を着た男二人に囲まれていた。

「お前は患者だ!こんな頭の可笑しな医者がいるか!」
「なぁ連絡する前にちょっと痛ぶってもいいか?こっちとらいい気分で過ごしてたのによ…こいつのせいで…」
銀髪の青年はズルズルと後退りをするが、男に胸ぐらを掴まれ足を宙に浮かせた。
そして勢いよく床に叩きつけ、足でみぞおちを蹴ろうとした。

私は何故か近くに飾ってあった花瓶を男に向かって投げつけた。だが花瓶は彼の足元で割れてしまった。
男二人がゆっくりこちらを振り向く。


どうしよう、こんな時にこんな時に…手足が震えて声が出ない、眩暈と吐き気が私を襲う。
「何してんだよお前」
男がこちらに近付く。そして、もう一人が私の髪を引っ張った。
私もまた宙に浮かされた。手足を動かし抵抗するが男は動じない。

「こいつ誰だ?」
「さぁな、患者ではないだろ。服も違うしな。」

痛い。苦しい。怖い。私は何も考えられずただただ抵抗するしか出来ない。すると抵抗して服の下が見えたのか男がにやりと笑った。

「こいつ新しく入ったやつだな。患者だ。」
「ほー…なら殴ってもいいか。」
男はそういい、先程と同じく私を床に叩きつける。私は横たわり体を丸め苦痛に耐える。
銀髪の青年が男を止めようとするが、強くみぞおちを殴られ腹を抱え倒れ込む。

第五話 苦しい→←第三話 なんも分からない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (254 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
765人がお気に入り
設定キーワード:第五人格 , identityV
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Trick - 今まで無視していたけどー、読むものが無くなったから、試しこの作品を読んでみたらめっちゃ良かった!!更新楽しみにしています!!ファイティング (8月24日 1時) (レス) id: d6c204adf0 (このIDを非表示/違反報告)
惡者(プロフ) - めっちゃめっちゃめっちゃめっっっっっちゃ好きです!更新されるたびにウッキウッキしてよんでます!私の生きる糧です!更新頑張ってください! (8月24日 0時) (レス) id: 684d19fcbf (このIDを非表示/違反報告)
ちゃばしらk(プロフ) - btsayaさん» ありがとうございます!! (8月23日 17時) (レス) id: d7da0a24d5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃばしらk(プロフ) - 雪兎さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!!!!! (8月23日 17時) (レス) id: d7da0a24d5 (このIDを非表示/違反報告)
btsaya(プロフ) - キャラクターの頭のおかしさとストーリーがとても好きです。続き楽しみにしてます! (8月18日 15時) (レス) id: 899ffc63af (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃばしらk | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年6月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。