占いツクール
検索窓
今日:752 hit、昨日:877 hit、合計:147,518 hit

第二十八話 久しぶり ページ28

夜、日は沈み辺りは真っ暗になる。
あの後、キチンと彼に調べてもらう事は頼んだ。脱走の方は明日イソップさんに頼む事にする。


「ねぇ君Aだよね?」

肩をポンっと叩かれ、振り向くと茶髪の丸メガネを掛けた男の人が立っていた。
ジョゼフと同じ格好をしており、口元だけが笑っていた。


私は小さく頷くと、彼はそうかと笑い私の手をギュっと握った。

「ちょっと頼みたい事があってね…頼まれてくれないか?」
「…何すればいいの?」

「とある場所着いたら説明するよ、こっちこっち」

彼は私の手を引き、ドンドン歩いて行く。歩幅が合わず私は少し駆け足で追いかける。







「ここ入って」
彼に案内された所は建物の端っこの使われていない部屋だった。
部屋のドアを開けるとそこには横たわっているイライさんがいた、すると急に後ろで手を縛られ背中を押され部屋に入れられた。

「明日の朝くらいには迎えにくるから。じゃあね」

彼はそういうとドアを閉め、外から鍵を掛けた。
部屋には本当に何もなく、あると言えば外に繋がる窓くらいだ。

私は部屋の隅へすぐに移動し、横たわるイライさんから離れる。

何故か先程からピクリとも動かない、彼には拘束道具が付いていない。
何故あいつは私とイライさんを同じ部屋に入れたんだろうか。

さっきから変な汗が止まらない、前科があるだけにやはり怖く…


暫く経つと、急に彼がむくっと起き上がった。
私には目もくれず、一直線にドアに顔半分をピッタリくっつける。


「………Aっ!会いたかった!」
彼はそういうとすぐにこちらにダイブして来た。
私をギュっと抱きしめ頭を撫で回す、脚で抵抗しようと蹴ってみるがまったく意味がない。

「よしよしよし…いい子いい子!」
犬の様に扱われて多少ムカつくが、それよりも恐怖が上回り声が出ない。

と言うか力が強い、全く離してくれない。
「そのまま暴れて聞いて」
彼がふと耳元で呟く、私は言われなくても暴れ続ける。


彼は私をがっちりホールドしたまま淡々と続ける。

「君のスカートの裏に盗聴器が付いてる、だからちょっと潰させてもらうよ」
彼は私のスカートの裏に手を這わせ、何かをギュっと握った。


「よし…あぁ、にしても本当に久しぶりだね!肉眼で見たの久し振りだな〜!」
彼は嬉しそうに目隠しを外しそう話す、彼と目を合わせない様に目を横に逸らす。

「ねぇこっち見て、目を合わせよう?もっとちゃんと目みして?ね?」

第二十九話 子供→←第二十七話 いいの?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (258 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
767人がお気に入り
設定キーワード:第五人格 , identityV
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Trick - 今まで無視していたけどー、読むものが無くなったから、試しこの作品を読んでみたらめっちゃ良かった!!更新楽しみにしています!!ファイティング (8月24日 1時) (レス) id: d6c204adf0 (このIDを非表示/違反報告)
惡者(プロフ) - めっちゃめっちゃめっちゃめっっっっっちゃ好きです!更新されるたびにウッキウッキしてよんでます!私の生きる糧です!更新頑張ってください! (8月24日 0時) (レス) id: 684d19fcbf (このIDを非表示/違反報告)
ちゃばしらk(プロフ) - btsayaさん» ありがとうございます!! (8月23日 17時) (レス) id: d7da0a24d5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃばしらk(プロフ) - 雪兎さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!!!!! (8月23日 17時) (レス) id: d7da0a24d5 (このIDを非表示/違反報告)
btsaya(プロフ) - キャラクターの頭のおかしさとストーリーがとても好きです。続き楽しみにしてます! (8月18日 15時) (レス) id: 899ffc63af (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃばしらk | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年6月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。