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第二十三話 成立 ページ23

「それから……そうだなー、例えば身内の謎の死ーとかぐらいなら犯人を捜し出してあげるよ。」
彼は、どうどう?と笑いかける。

…私が前の施設に行くことになった理由は親に捨てられたから、なのだが…物心ついた頃から施設にいたから親の顔など見たこともない。

一度でいいから親に会って、なんであの施設に私と弟を置いていったのかを問いただしたい。


「本当になんでも調べるよ。こうみえて結構情報屋でね……どうする?時間は無限ではないよ…」

親の事は本当に気になるし、それにすぐに施設に帰れる方法まで……悪い賭けではないのかもしれない。ちょっとずつ揺らいでいく、彼はゆっくり考える時間はくれなさそうだ。

「悪くはないだろ?Aさん、ここで賭ければこの先が大きく左右する。それが悪い方かいい方かはわからないいが…」
「……分かった。賭けるよ…私の半生と、あなたの一生…と、+α…」

彼はとても耐えきれない幸せを受け取ったかの様に表情を崩す。

「これで賭けは成立だっ!後はこの三日間のイソップくんの動き次第…最低でもまた三日後にここに来てくれ…待ってるから、な…」
彼はにたにたと笑みを零す。


あぁお願いです、イソップさん…この三日間大人しくしていて…!




この賭けの事は他言無用、イソップさん本人にももちろん先生にも患者にも話す事は禁止だ。



この日は何事も起こらずに過ぎた。
朝、朝食を食べ終え部屋で時間を過ごしているとノックの音が聞こえた。

「はい…」
「あっAちゃん…よね?私はヴィオレッタっていうの…時間、あるかしら…?」
蜘蛛のような姿をした人…ヴィオレッタはオドオドと私に話しかける。

「な、なにか…用でも…?」
「貴方のここでの制服を作るから、採寸をさせて欲しかったの…大丈夫、かしら…?」
私はコクコクと頷く、すると彼女はぱぁという効果音が出そうな程嬉しそうにする。

「よかったわ、なかなか会えなくてお話しも出来なかったから……あの、ちょっと付いてきて欲しいの、私の身体じゃ部屋に入れないから…」


私は彼女の後を一歩下がり付いて行く、着いた場所は本が沢山置いてある。奥へ奥へと歩いて行くととある扉があった。

「ここよ、採寸は私じゃなくて違う子がしてくれるわ。」
彼女はゆっくりと扉を開く、中はとても広く大きな机が沢山並び、机の上にはミシンに大きな布きれなどが置かれていた。

そんな机を片付けている綺麗な女性がこちらを振り向く

第二十四話 匂い→←第二十二話 身体



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ちゃばしらk(プロフ) - おいら小太郎さん» ありがとうございます!! (2019年9月16日 9時) (レス) id: d7da0a24d5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃばしらk(プロフ) - Trickさん» んふふありがとうございます!! (2019年9月16日 9時) (レス) id: d7da0a24d5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃばしらk(プロフ) - 惡者さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!! (2019年9月16日 9時) (レス) id: d7da0a24d5 (このIDを非表示/違反報告)
おいら小太郎 - すごく面白いです!更新される日を楽しみにして待っています! (2019年9月3日 22時) (レス) id: 3dc08c595c (このIDを非表示/違反報告)
Trick - 今まで無視していたけどー、読むものが無くなったから、試しこの作品を読んでみたらめっちゃ良かった!!更新楽しみにしています!!ファイティング (2019年8月24日 1時) (レス) id: d6c204adf0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:田中太郎 | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年6月13日 23時

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