22文字目 ページ22
.
『だって、戻れないんでしょ』
気まずくて目を逸らしてしまった。
気になって逸らし目で彼を見ると苦笑いを浮かべていた。
「大丈夫。僕はここで死ぬつもりだしさ。Aとさとみを帰らせるのが僕の役目」
目は悲しそうに見えたけどニッと笑うから現実から目を背けるように、ほっておいた。
ごめんね。
□
『ただいまー。彼奴等専用のエナジードリンクの空が落っこちてた』
あれから数週間が経った。
私の体は何時もより回復が遅く傷は、残っているけれど見回りを出来るにはなった。
そして環境は更に厳しくなってきた。
「マジか。ハンターも体力的にヤバいんだろうな…ころんも結構辛そうだし」
「あぁ、うん。」
そう、政府がハンターの差別化を行い始めたのだ。
予めハンターの体に仕込んである電気で出来ているチップは、体力と繋がっているのだが、
その電気を特定のハンターに流すためにその他のハンターにあまり流そうとしなくなってしまった。
かなりころんの体は弱ってしまい家の中を移動するので精一杯。
見ているのがこっちも辛くなってきた
『…また私が政府側に行くのもアリだよ?もしころんが辞めたいならだけど。』
「え、それは絶対に有り得ないよ」
ころんが呆れた表情で私を見たかと思えば、違う部屋に入っていった。
怒らせてしまったかな…?
.
348人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ディアンヌ(プロフ) - わかんない…誰か教えてぇー (2020年2月26日 17時) (レス) id: 1eed865d70 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - わがままかもですが・・・早く再開してほしいです!!!! (2020年2月24日 20時) (レス) id: f5547cb69f (このIDを非表示/違反報告)
赤猫君。@あーる(元乃猫だよ)(プロフ) - 把握です... (2019年10月23日 13時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
莉琉(プロフ) - なんかほんのちょっとわかった……!と思いたい(´・ω・`) (2019年8月15日 10時) (レス) id: ddd3713cae (このIDを非表示/違反報告)
maki@umiru(プロフ) - ストーリー分かりました…!意味深で謎解き要素多くて…楽しく拝見させていただいています…!理数……数学が得意な方は割と簡単かもですね!沢山考えさせられる小説でハマってます(( 合ってるかは分かりませんけど……更新御自身のペースで頑張ってください! (2019年8月12日 21時) (レス) id: db7ab848e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ