07／英雄 ページ9
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ぶわりと煙が舞い上がる。
何かの衝撃はこの場にいた全ての敵を巻き込んで、700m程遠くにある家の塀にめり込んだ。
遠く離れた住宅街にまで届いた大きな音にその住民たちは慌て、家を出た。
調理鍋を頭に被ったおばさんや、眼鏡のずり落ちた学生。それに、大事そうに盆栽を抱えて飛び出したおじさんさえもいた。
ぼわぼわとした煙が晴れてきて、うっすらとごつごつの筋肉のシルエットが浮かんで来る。
そして、煙が晴れて、そのシルエットの正体が明らかになる。
「オ、オールマイトじゃん!! 」
慌てふためく住民の中に、スマートフォン片手にそう叫ぶ人がいた。
その声の後に続き、わぁぁと歓声が上がる。
大きな拍手が巻き起こる。
オールマイトの腕の中には、お茶子ちゃんが居た。
そのお茶子ちゃんは、蒼い顔をして、季節が変わり始める寒い今に、じっとりした汗をかいている。
「もう大丈夫だ、少女達!! 」
「私が来た!!! 」
白い歯を見せて笑うオールマイト。
より一層大きくなった拍手と歓声に包まれた。
大丈夫? そんなこと無いでしょ。
「……ぁ、あの。オールマイト…」
「その、ありがとうございました…」
あたしは深々と頭を下げ、礼をした。
誰にも見えないあたしの表情は、とても黒々としているだろう。
「ははは、なんてこと無いさ!!! 」
オールマイトは空いている手をあたしに差し出した。
あたしはそのお父さんよりも大きな手を握る。
＿＿そして、“個性”を静かに発動させた。
＿重力操作＿
オールマイトに纏う重力をずっとずっと重くする。
そして、誰にも聞こえないように、こう言うのだ。
「あたし、貴方みたいな偽善者(ｴｺﾞｲｽﾄ)が大ｯｯ嫌いなの」
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鯵娘(父)はオールマイトのこと尊敬してるの(どうでもいい)。
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Rai - 𝓡𝓲𝓷さん» はい！大丈夫ですよ！ (2023年4月9日 22時) (
レス) @page43 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
𝓡𝓲𝓷 - Raiさん» Raiさん！副団長入らせていただきます！よろしいでしょうか？ (2023年4月9日 22時) (レス) id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
Rai - 誰か！夢主ちゃんのことを守る団に入る方いませんか？！今は団長私ですが！副団長と書記と会計を募集しています！ (2023年4月9日 19時) (レス) @page43 id: 6a1f0a5309 (このIDを非表示/違反報告)
眠夢_(プロフ) - んんんん！！好きです！！すっごい面白かったです！！更新楽しみにして待ってます………… (2021年8月19日 14時) (レス) id: 7e61cd56ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - んんん更新停止、、つらい (2020年8月4日 14時) (レス) id: ec54d11116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯵娘 x他1人 | 作成日時：2017年10月18日 20時
