占いツクール
検索窓
今日:65 hit、昨日:152 hit、合計:565,644 hit

10/あたしの ページ12

.




「……君の“個性”はどんなものかな」



あたしは少し考えた。あたしの“個性”は少し複雑だから。



黙り、脳内で“個性”がどんなものかを確認する。


自分の“個性”も把握してないなんて、とんだクズだなぁ、と自分を再確認した。



「…あ、あたしの“個性”は重力操作…です」



「手の肉球で触れたものに纏う重力を操作できます」


「でも、あたし、まだ使いこなせなくって…重力を重くするとき、たまに歯止めが効かなくなるんです」



「……それで、前、“個性”が暴走したとき……犬を潰しちゃって」



その時の感覚は今でもしっかり覚えている。


か細い声をあげる犬に、あたしは何もしてあげることができなかった。


解除、できなかった。



「そうか…じゃあ、重力を軽くするときはどうなるんだ? 」


「それには問題無いんです。ただ、そっちは直ぐに許容量(キャパ)が来て…あたしの体重の4倍までの重さしか…」



つまり、あたしの“個性”は、潰す事に長けた“個性”で。



命を救うヒーローには程遠くて……



そう考えていた時、塚内さんの胸ポケットから着信音が鳴った。


「済まない、話の途中に」


そう言いながら塚内さんは席を立ち、部屋を出た。



それから、部屋の外からほんの少し塚内さんの声が聞こえるだけで、

今あたしがいる空間は痛い程静かだった。



会話を聞いてみようと耳を澄ませば、今まで気にならなかった秒針の進む音がやけに耳をつんざく。


しばらくして、ガチャリと音が響いた。



「君のお姉さんが目を覚ましたそうだ」


「着いて来るか? 」




あたしは、コクリと頷いた。




.

11/506号室→←09/塚内さん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (862 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2163人がお気に入り
設定キーワード:僕のヒーローアカデミア , ヒロアカ , 麗日お茶子   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

餅松(プロフ) - 面白い…!更新待ってます (10月14日 11時) (レス) id: da1a8490cf (このIDを非表示/違反報告)
椎那(プロフ) - 面白いです!個人的には主人公ちゃんには闇堕ちして欲しいぃ...!!笑これからも応援してます!頑張ってください (8月15日 23時) (レス) id: d6f5781f30 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - こんにちは、いつも楽しく見させて頂いてます。体調を崩しやすい季節になっていますが、作者様も体調にはお気をつけて!作者様のペースで、更新して下さるとありがたいです。決して無理はなさらず! (8月7日 10時) (レス) id: ca6b47f2b4 (このIDを非表示/違反報告)
莉兎 - 凄い続き気になります、、、! (7月9日 0時) (レス) id: 8e6cda3aa7 (このIDを非表示/違反報告)
( ? )?(プロフ) - こんにちは。続きがとても気になります!あと、一つ気になったところがあって、37ページの獲得ポイント、実技122.筆記46となっていますが出したら168になるのでは…?細かくてすみません(汗)続き楽しみにしています!頑張ってください! (6月17日 13時) (レス) id: 1430520962 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鯵娘 x他1人 | 作成日時:2017年10月18日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。