序章 ページ1
上を向けば青々とした空
横は古びた家が建ち並ぶ
フラフラと歩きながら
たくさんの人が行き交う道へと出る
何時もの真っ黒い服ではない
薄ピンクのワンピースを着て
真っ白い外套を羽織り
靴は桃色のパンプス
髪は上の方でお団子結びにして白いリボンを付ける
そして念の為に黒縁眼鏡をかける
この変装も
ある場所へ行く為
たくさんの足音
たくさんの話し声
たくさんのエンジン音
様々な音が行き交うこのヨコハマの街
自然と足が速くなる
そして、とある店へと入っていく
『……すみません、今日もありますか』
店長「勿論、出来立てよ。これはサービス!妹と食べてね」
アップルパイとイチゴジャムパンを買い
新作だというトマトベリーパンを貰った
此処は有名なパン屋
そこの店長と仲良くなり
変装して一週間に一回のペースで買いに来ている
この店長は彼女が指名手配犯だとは思ってないだろう
『……ありがとうございます』
店長「いえいえ、またの御来店をお待ちしております!」
ニカッと笑う店長にペコリとお辞儀をして店を出る
すると数
一人は長身で長髪の眼鏡の男
一人は妹と同じくらいの歳の白髪の男の子
一人は蓬髪の砂色の外套の男
彼女はその姿を見て急いで近くの路地裏へ走る
『……はぁ…はあ、はあッ……』
息を切らしながら最愛の妹のいる場所へ走る
『殺しは……したく、ない……それなのにッ!』
漆黒の狗の悲痛の叫びは暗い路地裏にこだました
この物語は
ごく普通の学生がとある人物に成り代わってしまう御噺話
その狗は────
『とうとう今日か……はぁ、憂鬱だな』
とうとう原作へ突入してしまったのだった。
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らむしろっぷ(プロフ) - りんさん» いいですね!私は忙しくてその日に食べれなかったです……(;_;) (2018年6月27日 14時) (レス) id: 8b3e2d1361 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 太斎さんの誕生日ケーキ食べましたよ(*´∇`*) (2018年6月25日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
らむしろっぷ(プロフ) - りんさん» 私の一番の推しは太宰さんです!カッコイイですよね!! (2018年6月25日 23時) (レス) id: 8b3e2d1361 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 太斎さんもいいですよね (2018年6月23日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
らむしろっぷ(プロフ) - りんさん» 次巻に期待しましょう!それまで信じましょう(;_;) (2018年6月23日 23時) (レス) id: 8b3e2d1361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らむしろっぷ | 作成日時:2018年5月19日 20時