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優馬「俺ん家ここの近くだから、行くぞ」
「え」
ええええええええええ！
なんという！ことでしょう！
「…」
家、でかい
優馬「何やってんだよ、早く」
「お、お邪魔します…」
き、緊張する！
「そういえば、家の人とか」
優馬「…いねぇよ、ずっと」
え？
優馬「うちの両親、海外に行ってるのお前ん家と一緒」
「そうなんだ」
なんか、新たな一面
優馬「…びしょ濡れじゃん、シャワー浴びてこいよ」
確かに私達はびしょ濡れ、でも
七瀬くんは先に入れって言ってくれる。
七瀬くんが命令口調なのは
人の事考えてるから
嫌な気分にならない
「じゃあお借りします…」
―――シャー
「…フゥ」
今日は楽しかったなぁ…
七瀬くんと疑似恋愛って最初は想像も出来なかったけど、落ち着いてきたかも
でも、本当の恋愛はもっとドキドキするのかな
世界が輝いて、その人だけどヒロインになれる
考えただけで、素敵
―――
「お借りしました〜…」
あれ
七瀬くんはソファーで寝てしまっていた。
「…どうしよう」
優馬「…」
「…おーい、七瀬くん」
起きない。
「ちょっと七瀬く…」
優馬「…みや」
…え
「…み、や？」
女の子？
もしかして、昔の彼女？
「私は雛ですー」
私は七瀬くんのほっぺをつついた。
グイッ
「え！」
私は七瀬くんに抱きしめられた。
寝ぼけてるよこれ
「ちょっ七瀬く…」
優馬「みや！」
みやって誰のこと？
私と勘違いしてるの？
「ねぇ、違うよ！私は雛！」
ずるい、ずるいよ
優馬「…みや、誰のものにもならないで…」
こんなの、ずるい
「嫌だ！聞きたくないよ！」
優馬「ﾊｯ!!!…雛？」
「…そうだよ」
優馬「ごめん、なんでもない…」
「何でもなくないよ」
はぐらかさないで、君の声で聞きたい
「みやって…」
優馬「頼む、忘れてくれ」
気になる、でも
聞いちゃいけない気がした。
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琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました！ありがとうございました🙇 (2022年4月22日 18時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
セピカ - ドSイケメン降ってこないかな〜 (2020年7月19日 2時) (レス) id: 5c8a430d1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セピ
| 作成日時：2020年5月20日 2時
