floor06 ページ27
「ふ〜ん、Bingoしちゃってんじゃん」
数日後、岩本が集めた資料を眺め見ながら、先日協力関係を結んだNo.2は納得の声をあげる。
岩本「あぁ、がっつり手を組んでやがった。秘密裏に作っていたあれを市場に流しやがったんだな。薬にだけは手を出したら碌な事ねぇっていうのに」
「となると独占したくて内部抗争かなぁ〜？」
岩本「概ねそうだろう」
視界の端にはNo.2の友人であり護衛業務を頼まれたのであろうガタイのいい緑のつなぎと黒パーカーの傭兵の男がうろちょろしている。
岩本「おいクソ脳筋、調度品に触んな」
「だーって退屈なんだもぉん！」
「うちの最年少だから許してやってよ」
岩本「最年少っつったってお前と1歳しか変わんねぇだろ」
1歳の差はでかいよ？なんて笑う彼は、「あ」という声をあげると話をまた戻す。
「それよりもさ、良い情報あるんだよね」
岩本「何だ」
「この薬なんだけどさ、どーやら、この前ラジオで流れてた研究所にも流れてるらしくて」
岩本「こんな粗悪品がかぁ？」
「みたいよ？で、その研究所に嵌められた人間がさ、今紅茶屋のとこにいんのよ」
岩本「………は？」
たっぷりの時間を要して出た1音にNo.2の彼は大層ツボにはまったらしく、「AHAHAHAHA!!!!」といかにもホットドックが好きそうな笑い声をあげる。
「いやさぁ、あいつが拾って来たんだよ、いきなり！面白そうだからって！そしたら研究所の人だったっていうから、もう爆笑ものだよね！」
そう傭兵の男が岩本の椅子の背もたれに頬杖をつきながら言う。
岩本「…そいつは何か知ってんのか？」
「HAHAHA…ふ、へへっ、それがね、そう、その子を嵌めた人がね、何と役人様だったわけよ」
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ch(プロフ) - 湊都様 はじめまして。唐突なコメント失礼致します。本日のmmabラジオを聞いて湊都様の主様と番犬(敬愛心)がまさにそれだと思いこの作品書いてくださったお礼をなんとしてお伝えしなければと馳せ参じました。主様と番犬共大好きです。これからも創作頑張ってください。 (2020年8月27日 23時) (
レス) id: b9b0fe572d (このIDを非表示/違反報告)
皇玲太(プロフ) - 毎度思いますけど、ホント最高です (2020年8月22日 18時) (レス) id: 293e872a7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ - お疲れ様でした！今回も楽しませていただきました！このシリーズたちの文庫版が欲しい…。次回も楽しみにしています！ (2020年8月22日 0時) (レス) id: deb2d46d42 (このIDを非表示/違反報告)
湊都(プロフ) - ルカさん» ご指摘ありがとうございます！直させて頂きます！ (2020年8月12日 10時) (レス) id: a535406d45 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 【笑みを絶やし続ける】だと【笑っていない状態が続く】ことを意味するのだと思うのですが、、、間違っていたらすみません。 (2020年8月12日 9時) (レス) id: d9cf94c870 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年8月4日 9時
