もしかして《コナン》 ページ15
安室さんが、俺達に聞いてきたって事は、バカ武クン達に聞こえたって事か。
声量、考えないとな。
丁度その時。
『チャラン』
ドアが開く音がした。
1人の女が入って来たのだが、目に入った俺は、息を飲んだ。
何故なら、入って来たのは。。。
瀬戸瑞紀
だったから。
見た目は、金髪にブーツ、ワンピースでお洒落な女性だが、中身が分かってる俺は、眉を潜めてしまう。
「 いらっしゃいませ 」
安室さんは、普通に挨拶をした。
でも、アイツの顔が一瞬、歪んだ瞬間を俺は見た。
まぁ、無理もない。
ミステリー急行の時は、酷い目に遭ったらしいからな。
「 注文は、決まりましたか? 」
「 あ、じゃあ、ココアで 」
ぶっ!
「 ちょ、ちょっとコナン君、大丈夫? 」
俺は、衝撃のあまり、吹き出してしまった。
案の定、蘭は驚いて心配している。
でも、アイツがココアだぞ?
それも、甘い。
いや、別に今は女だから、ココア飲んだって構わないけど、でも中身は男だぞ?
それも、今世間を騒がしている、怪盗紳士じゃねーかよ。
「 ねぇ、なんかさ、あの女の人どっかで見た事ない? 」
園子が、スマホの画面を見つめながら、蘭に呟く。
蘭は、あぁ、と言う様に頷いた。
「 うん、どっかで見た事ある。 」
「 そうよね、何処で見たのかしら。 」
鉄狸の時だよ!
そんで、キッドの変装だろ。
『チャラン』
又も、ドアが開いて男が入って来た。
人の良さそうな、大学生。。。
もとい、沖矢昴、正体は赤井秀一が入って来た。
「 。。。いらっしゃいませ 。。。 」
先ほどより、素っ気ない言葉を掛け、表情全体が不機嫌になっている。
余程、安室さんは赤井さんが嫌いなんだな、
俺はフッと笑ってしまう。
にしても、面倒臭いメンバーが随分揃うな。
「 あっ、昴さん!良かったら、コッチに座りませんか? 」
イケメン好きの園子は、嬉しそうに、自分の隣の椅子を叩く。
赤井さんは、一瞬足を止めて、微笑んだ。
「 そうですか。では、お言葉に甘えて失礼します 」
俺の、目の前に座った。
それから、隣のバカ武クン達の方へ目をやった。
「 おや、珍しいですね、こんにちは 」
初対面の少年に、挨拶をするなんて、予測不可な行動をする人物だ。
バカ武クン達は、表情を固めて、警戒のオーラを出す。
ほら、怪しまれてるじゃないか。
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美月(プロフ) - ♪黒羽愛帆♪さん» そんな……嬉しいお言葉、大感謝です!頑張ります(*^^*) (2018年1月20日 17時) (レス) id: 8639838cd3 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 英子さん» そうですか?じゃあ、頑張ります(*^^*) (2018年1月20日 17時) (レス) id: 8639838cd3 (このIDを非表示/違反報告)
♪黒羽愛帆♪(プロフ) - 是非とも続編を作っていただきたいです!こんな素晴らしい作品、続編作らなかったら勿体無いです! (2018年1月20日 15時) (レス) id: 65759810af (このIDを非表示/違反報告)
英子 - 私、続編作ってもイイと思うよ!これからもガンバー! (2018年1月20日 14時) (レス) id: ee09e10f14 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 英子さん» いえいえそんな…皆さんが、お優しいだけですよ(*^^*)でも嬉しいです、ありがとう! (2018年1月17日 15時) (レス) id: 8639838cd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美月 | 作成日時:2017年12月12日 15時