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■場地 圭介
「は？分かんねーよ！もっと簡単な漢字にしやがれ！」
これには思わず彼女さんも「え〜〜〜〜〜(困惑)」ってなる。普段なかなか言葉にしてくれない彼に『スキ』と言ってもらいたくて考えた案だったのだが、まさかの相手が馬鹿すぎて計画が破綻すると言う前代未聞の事態に。「ほんとに分からない？」と聞けばめちゃくちゃ考えた後に「小が二個あっから……ショウニじゃね？！」とか言い出すのでダメだこりゃって思う。
■羽宮 一虎
「それ答えたらなんかこほーびくれんの？」
言うや否や、漢字の書かれたスケッチブックを押しのけてグッと顔を近づけてくる。Aの唇を人差し指で突きながら「例えば、Aからのキスとか」と言ってニヒルに笑う姿にゾクッとしちゃう。なんにでもご褒美を求めてくる様はお手伝いをしてお小遣いをもらう子供のようだけど、色気とか諸々が子供とは正反対で頭バグる。イケメンって罪。
■半間 修二
「はァ？ダリィ。それ言わせてどーするつもりだったんだよ」
何かを察してニヤニヤしながら壁に追い詰めてくる。Aが咄嗟にスケッチブックで口元を隠そうとすれば、即座にそれを取り上げられてポイッと後ろに投げられる。可哀想なスケッチブック。余計なことを考えているうちに彼の長い腕と壁に逃げ場を阻まれて絶対絶命のA。大人しく白状しよう。多分今なら間に合わない。
■九井 一
「ゲキ」
平然と音読みの方で答えてくるから「これだから頭の良い奴は」って気分になる。なんとか『スキ』を引っ張り出したくて他にも聞いてみるけど「ケキ」「ヒマ」とか表外読みで返されるから、最早「なんだこいつ」の域。すると完全に拗ねてしまった彼女の様子に彼が笑い出して、「俺を嵌めたいならもっとマシな方法考えてみろ」なんて煽られるから、いやでも遊ばれてたことを実感する。彼の方がいつも上手。
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澪 - 一虎の「どうせ寝ないならその時間オレにくれない？」で、浄化されました。ありがとうございます！！ (2021年10月23日 21時) (
レス) @page14 id: 029eb9d67f (このIDを非表示/違反報告)
ごりら(プロフ) - いやもう大好きです…大好きすぎます…。。 (2021年10月17日 19時) (レス) @page9 id: 0c5c330aa8 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 無塩バターさんの小説どれも素敵で大好きです！応援してます！ (2021年10月15日 6時) (レス) id: df78dab7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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