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ムードクラッシャー? ページ21

順調に学年別借り物競争は進んでいき、ついに三年生である私たちの番になった。

因みにノノカちゃんのお題は「大好きな先輩か後輩(性別関係なし)」だった。もしかしたら私なんじゃ…とか思ってたけど、現実はそうもいかないらしい。放送席に座っていたロボロくんがノノカちゃんに連れていかれた。ロボロくん???アンタどこでノノカちゃんの心鷲掴んできたんだよ!!!!

走り終わったノノカちゃんに聞いてみると、次に出番があるA先輩に負担をかけるわけにはいきませんから。ロボロさんは中学生の頃から先輩だったし、その辺に居たので連れてきました。と淡々と言うノノカちゃんから嘘は感じられず、素直に信じることにした。
その後付け足すように、一番大好きな先輩はA先輩だけですから。と平然とした表情で言ってきた。いやぎゃんかわ過ぎて心臓持ちませんわ…。

きゅんきゅんしていると、担当の人から出番だと知らせが入った。無視するわけにもいかないので、ノノカちゃんにエールを貰って登場をまっている。すると、放送席のロボロくんが口を開いて話し始めた。

「えー、先程は失礼いたしました。では、気持ちを切り替えていきましょう!三年生の皆さん、一について下さい。」
軽い入場の際、ロボロくんがこちらを見て手を振ってくれた。私は嬉しくなりほくそ笑むと、敵チームなのに口パクで「が ん ば っ て」と言われた。好き。

気合も入ってきたところで、よーい!という声が聞こえ腰を低くする。


パァン!そんな音が聞こえ、皆が走り始める。その後少し煙臭い匂いがした、私タバコとかガソリンの匂い嫌いだけどこの匂いは何か好きだなあ、クラッカーみたいな匂いに似ている気がする。そんな呑気なことを考えながら走り出す、勿論スタートダッシュは失敗せずに最高なスタートを切れた。

まず始めは楽な一直線を走り抜ける。短距離専門の陸上部員の私に勝てるはずもなく、ただただ一位を独走していく。そこからいつも授業の際に使っている勉強机の上に、借り物競争のお題であろう紙が置いてあった。これまで生きていた中で透視が使いたいと思ったことはあっただろうか、髪は丁寧に閉じられていて仲が覗けない。生憎投資の力は持っていないため、どの紙にしようかと躊躇してしまう。その間にも敵チームの人たちがこちらに向かってくる。ええい、当たって砕けろ!と思い一番近くの紙を取る。

紙の文字を覗いてみると、なんとそこには____

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学パロ製造機(プロフ) - ゆず太郎さん» ゆ、ゆず太郎さん…!いっぱい褒めてくださってありがとうございます…めちゃめちゃ嬉しいです…!更新頑張ろうと思います! (2020年5月3日 9時) (レス) id: 42acd0250a (このIDを非表示/違反報告)
ゆず太郎(プロフ) - 久々のコメント失礼します!相変わらず最高です!推しの尊さが凄く表現されているし、何より面白い!!これからも無理せず更新頑張ってください!! (2020年4月30日 23時) (レス) id: c1dbc98ef2 (このIDを非表示/違反報告)
鷺澤(プロフ) - ひなひなひなひなさん» わわ!ありがとうございます!!!毎秒更新…!任せてください!!() (2020年4月19日 1時) (レス) id: 42acd0250a (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - めっっっためったおもろいじゃないっすか!無理せずに毎秒更新がんばって下さい!() (2020年4月16日 20時) (レス) id: 2e0228b2c8 (このIDを非表示/違反報告)
学パロ製造機うの(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます!更新の糧になります〜…!頑張ります! (2020年3月17日 20時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うのう | 作成日時:2019年10月6日 19時

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