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その165 ページ23

吉「でも、あんまり無理しないでよ。僕も由美タンも心配してるんだから。」

『なんで由美さんまで?』

吉「由美タンが教えてくれたんだよ。Aが彼氏を亡くして情緒不安定になってるって。僕ん家で徹マンしてる時にね。」

白鳥さんに言ったのが佐藤さんに伝わり、佐藤さんから由美さんに伝わったんだな。

警視庁は由美さんがいることによってビックリするほど伝播が早いから、きっともうファンクラブの人達にも広まってるんだろうな。

吉「警視庁の同僚を殴るほどだって聞いて心配で心配で…」

『秀吉は心配性だね。彼氏が亡くなったのはもちろんショックだったけど、今は彼のお兄さんと恋してるから。』

吉「そっか、じゃあその人と結婚して絶対幸せになってよ!」

『わかってるよ。秀吉もさっさと由美さんと結婚してね。甥っ子か姪っ子ほしいから。』

吉「気が早いよ!そろそろ取材の時間だから電話切るね。」

『うん、バイバーイ。』

秀吉や由美さんまで心配してくれてたなんて、私の周りはいい人ばっかり。

秀吉との電話を切った直後、知らない電話番号から電話がかかってきた。誰だろうと警戒しながら通話ボタンを押して電話に出た。

『…どちら様ですか?』

風「あ、羽田さん。警視庁公安部の風見裕也です。」

『風見さん⁉私に何かご用ですか?』

風「降谷さんから指示を受けまして。」

そうか、風見さんに私の電話番号を教えたのは降谷さんだったのか。

風「羽田さんの公安での仕事の準備が整いました。書類は全てパソコンに送りますので、確認をよろしくお願いします。」

『わかりました。』

風「それと、羽田さんは降谷さんから指示を受けて、その後自分らに仕事の指示をしてください。」

『私は風見さんから指示を受けるんじゃないんですか?』

風「はい、羽田さんは自分の上司ですので。」

『ちょっと待ってください!私が風見さんの上司⁉風見さんが私の上司じゃなくて?』

風「ええ、ですので敬語は必要ありません。」

『いやいや、私、風見さんより年下ですよ?それに経験だって浅いですし、突然やってきた女から指示されるなんて、風見さんのプライドが…』

風「自分は降谷さんで慣れていますから大丈夫です。羽田さんから指示されるなら自分としても嬉しい限りです。」

私から指示されるの嬉しいの⁉それに降谷さんで慣れてるって、一体降谷さんは風見さんにどんな仕打ちをしてるの?

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作者名:おひたし | 作成日時:2019年6月16日 20時

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