その30 ページ32
？「実は羽田さんが迷ってるみたいだったから案内したんですよ。」
？「なぁんだ、そうだったの。私は佐藤美和子。よろしくねAちゃん。」
？「僕は高木渉。でもどうしてあの時、後ほどっておっしゃったんですか？」
『赤バッジ。警視庁捜査一課の刑事に支給されている赤バッジを付けてたから、高木さんが捜査一課の刑事であることは一目瞭然ですよ。』
高「ああそうか！赤バッジのことすっかり忘れてましたよ！」
佐「もう、しっかりしてよ！」
高木さんの肩をビシッと叩く佐藤さん。二人のやり取りや雰囲気からすると、もしかしてこの二人付き合ってる？
そういえば高木さんの名前、わたるだったな。伊達さんと同じだ。二人は伊達さんのこと知ってるかな。
『あの、つかぬことをお聞きしますが、捜査一課に伊達航という刑事がいたと思うんです。伊達さんは今どちらにいるかご存知ですか？』
さっきまで笑っていた二人の顔が曇る。聞いちゃいけないこと聞いちゃった？
佐「あ、実は、伊達さんは1年前に交通事故で亡くなったわ。」
『えっ！伊達さんが、交通事故で⁉』
高「僕と徹夜で張り込みをした日の朝方でした。警察手帳を拾おうとした伊達さんのところに偶然居眠り運転の車が…」
『一番頑丈そうな伊達さんがそんなにあっさり亡くなるなんて…』
高「打ちどころが悪かったみたいで…」
『じゃあ、ナタリーさんは⁉たしか伊達さんと婚約してたはず。』
佐「伊達さんの死を知って自ら命を…」
伊達さんだけでなくナタリーさんまで…二人はラブラブだったのに…
『伊達さんのお墓参りがしたいです。場所を教えてください。』
佐「ええ、いいわよ。今度一緒に行きましょう。それよりAちゃんは伊達さんと知り合いだったの？ナタリーさんのことも知ってるみたいだし。」
『伊達さんは私の彼氏の友人です。ナタリーさんとは伊達さん経由の友達で、伊達さんに婚約を勧めたのは私ですし。』
佐「Aちゃん、やっぱり彼氏いるのね！」
伊達さんのことで頭がいっぱいで、ついポロッと彼氏のことを言ってしまった。
『ええ、まあ…で、今日は何をお手伝いすれば？』
高「えっと、これとこれをお願いします。」
『わかりました。』
佐「そうだ！由美も誘って今夜女子会しましょ！」
『はい、じゃあ失礼します。』
二人に軽く礼をして立ち去る。
高「まさか伊達さんの知り合いだったとは驚きましたね。」
佐「あの子、どこかで見たことある気がするんだけど…」
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rai - イベント参加ありがとうございますとても嬉しいですこの作品も読みました大好きで！これからの作品頑張って下さい！ (2020年8月26日 17時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
小恋 - 番外編 職務怠慢の所、羽田さんは太閤名人だと思います (2020年6月1日 2時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月3日 21時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - ayuさん» ありがとうございます！降谷さんはもう少ししたら出てきます。ヒロインが東京にいるうちには再会します！その前にお兄さんと再会ですね(^-^) (2019年5月3日 21時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！この作品が楽しみで毎日楽しみにしてます！降谷さんとはどの話で再会するんですか？更新応援してます！ (2019年5月3日 13時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年4月18日 19時
