その26 ページ28
長野に来て１ヶ月がたった。秋山さんによる連続殺人事件のあとからは特に大きな事件もなく、また平和なデスクワークの日々が続いた。
諸「Aさん、一課長がお話があるそうです。」
諸伏警部に呼ばれてドキッとする。廊下を歩き、一課長室のドアの前で深呼吸する。まさかこの前サボって将棋見てたのが一課長にまでバレた⁉それかピアス外せ⁉
『一課長、失礼します。』
ノックをして部屋に入る。黒田一課長はあの事件の後すぐに警視庁に異動なされた。中にいるのは新しく就任した、黒田一課長とは真逆のおおらかな一課長。
一課長「おお羽田くん来てくれたか。実は君に話があってな。」
『は、はい…覚悟はできています。(やっぱり懲戒処分かな…)』
一「今、警視庁はある凶悪犯を追っている。だが連日東都内で起こる事件で警視庁は人手が不足しているそうで、警視庁から我々長野県警に応援要請があった。そこでだ、羽田くんに１週間ほど警視庁に行って捜査を手伝ってやってほしいんだがどうかね？」
お説教じゃなかった！しかも暇をもて余していた時に捜査協力とは！ナイスタイミング！
『もちろん行かせていただきます。でもなんで私なんですか？もっと優秀な方たくさんいらっしゃるのに。』
一「君は東都出身だろ？うちは長野出身が多いからな。それに警視庁のほうから君を推薦したんだ。」
『推薦？』
誰が私を推薦したんだろう。警視庁に知り合いはいることはいるが、1年くらい前から連絡が取れていない。それか毛利さん？元警視庁の刑事さんだったらしいし。
『どなたからですか？』
一「黒田管理官だよ。君の能力を高く買っていて真っ先に君を推薦したそうだ。」
黒田管理官、そんなに私のことを気に入ってくれていたなんて。
『ご期待に添えるよう、全力で頑張ります。』
一課長に一礼して部屋を出る。廊下をスキップしそうな勢いで歩く。自分のデスクに戻り、上原さんたちに私の警視庁行きを報告する。
上「え！Aちゃん警視庁行っちゃうの⁉」
『１週間だけですけどね。』
敢「しっかしあの黒田一課長がサボりの羽田を推薦するとはな。」
『嫌味ですかそれ。』
諸「Aさんがいなくなると寂しくなりますね。」
私も諸伏警部にしばらく会えないのは寂しい。でも東都に行けばママや秀吉、真純ちゃんにも会えるし、懐かしの彼らとも会えるかもしれない。伊達さんなんて同じ捜査一課だから絶対会えるよね。それと、所属はわからないけど、ヒロとも…
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rai - イベント参加ありがとうございますとても嬉しいですこの作品も読みました大好きで！これからの作品頑張って下さい！ (2020年8月26日 17時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
小恋 - 番外編 職務怠慢の所、羽田さんは太閤名人だと思います (2020年6月1日 2時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - 楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月3日 21時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - ayuさん» ありがとうございます！降谷さんはもう少ししたら出てきます。ヒロインが東京にいるうちには再会します！その前にお兄さんと再会ですね(^-^) (2019年5月3日 21時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ayu - コメント失礼します！この作品が楽しみで毎日楽しみにしてます！降谷さんとはどの話で再会するんですか？更新応援してます！ (2019年5月3日 13時) (レス) id: e1359604fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おひたし | 作成日時：2019年4月18日 19時
