ノモセの看板娘ちゃん２【ポケモン】 (ページ3)

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試合当日

エキシビジョンだっていうのにこの人の集まりよう

よっぽどポケモンバトルが重きに置かれてる地域なんだなぁ、とか色々考えながら控室へ入るとルリナさんがいた

「先回りしちゃった、！あのね、これ」

「久しぶり、ルリナちゃん。貰っちゃっていいの？」

「だって、水タイプ使うんでしょう？だったらお揃いだと、嬉しいなって」

ちょっと照れたように渡されたユニフォーム。

そっか、ここじゃ皆それ着るんだもんね

前にあった時、連絡先を交換してから少し仲良くなれた

「(かわいい人！)ありがとう」

「えぇ！是非使って」

同じ格好したらファンに叩かれないかな、、まぁいっか

「よし、マリルリ準備はいい？」

かわいい相棒はガッツポーズでやる気満々。そう、私昨日の事ちょっと附に落ちてない

やれるだけとことんやってしまおうか！

ーーーーー

相変わらずの盛り上がり、試合が始まろうとしている

『ーーさて皆さんお待ちかね、本日のエキシビジョンマッチ！なんと、ガラルが誇るトレーナーダンデに対するのは、、、話題のシンオウ出身、A選手！！！！』

コートへ出て向かい合わせに立ったAを見て思考が止まった

「、、、そのユニフォーム」

「えぇ、ルリナちゃんに貰ったの！」

ダメだ。絶対ダメなやつだ！

普段あまり露出のない白い肌が徐に出てしまっている

見慣れたはずの衣装も着る人が違うだけでこんな、

、、、、誰にも見せたくない

これ以上大衆の目に晒したらダメだ！

「、、どうしたの？」

いつもなら脱ぎ捨てる筈のマントをAにかけた

「これ、絶対、脱ぐなよ」

「えっ、、？な、なんで」

「いいから！！！」

「、、、、、」

少しムスッとしてしまった。あぁ、そんな顔させたい訳じゃ無いんだ！許してくれ

試合開始に待ちくたびれた観客がざわつき始めて我に帰った

「それじゃあ、始めようか」

「うん、バトルは楽しむもの！そう教わってきたわ。

でもね、私やっぱり勝つのが好きよ！」

「あぁ、君の強さ見せてくれ！」

ーーーーーーー

「あーあー、見せつけてくれちゃって」

「ほんっと！せっかくお揃いだったのにあれじゃ台無しよ」

ダンデさんは何を考えているのやら。Aちゃん滅茶苦茶似合ってたのに

「にしても、、、出し抜かれたわねキバナ」

「るせー！」

残酷な事するなぁ、あの二人