溺愛シンドローム。【まふまふ】

10匹目 ページ10

Aちゃんの腕を引っ張って校舎に入る。




後ろでは『しっぽ？え？』とか困惑してるAちゃん。(可愛い天使むり)





「ほーら、早く上履き履いて！」





頭にはてなを浮かべたまま渋々靴を履くAちゃん。あ、その顔めちゃくちゃかわいい撮りたい。









「…Aちゃんさ。」






『ん〜？』




気の抜けた返事をするAちゃん。まだ少し眠気が冷めてないのかな？かわいいなあ、じゃなくて！







「あの、さ…そらるさん…彼方さんのこと、どう思う？」






返事次第ではそらるさんを許さない。
ボクのAちゃんを取るなんてあるまじき行為。




『ん〜、落ち着いて優しそうだよね。まふくんとは違って大人の余裕って感じ…？』




「ちょっ、何それ！まるで僕が子供みたいに！！！！」




ガバッと後ろからAちゃん目掛けて抱きつく。
Aちゃんの柔軟剤の甘い香りで心が満たされる。





『ちょっ、見られたらどうするの…！？』




「んふふ〜、Aちゃんが僕を傷付けた罰です！今から僕の言う質問に答えなさい！」




『ええ………？』



訳が分からない、というような表情をするAちゃん。耳元で喋ってるから少し肩を跳ねさせる姿はもうこの世で1番かわいい。





「僕とそらるさん、どっちが好きなの！！」




『…へ？』






「いいから答えてよーっ！！」





『……一ノ瀬先輩のこと、まだ何も知らないし答えられないよ…今のところまふくんなんじゃない…？


恥ずかしいっ！はい終わり！離れて！！』






半ば強引に僕から離れるAちゃん。
少し赤く染まっている頬を隠しきれていない。









ニヤニヤが止まらない。









キミのことが好きすぎてどうしようもない。




ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ



深夜更新ばっかりマイペースですみません＿( _´ω`)_

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