溺愛シンドローム。【まふまふ】

21匹目 ページ21

昨日は眠れなかった。









1人になる度にAちゃんに嫌われちゃうんじゃないか、そんな不安で押し潰されそうになる。









やだよ。僕には君しかいないのに君には他の奴がいるなんて。









下駄箱に着くと天月くんと喋っているAちゃんがいた。









……天月くんには昨日言ったはずなのに。









『…あ、まふくんおはよう〜』







こちらに気付いたのか ふわりと笑みを浮かべながら駆け寄ってくるAちゃん。









その笑顔も僕だけのものにできたらいいのに。









いつになったら君は僕を見てくれるの？









『まふくん…？』








「まふくんおはよう〜 Aちゃんがね〜」







『ちょ、天宮くん！！』









なんて目の前で楽しそうに戯れあう2人。









僕への見せしめか？









「……君は、いつになったら僕を見てくれるの。」









『？まふくん？』









「いつになったら、僕のことだけを考えてくれるの！？他の男なんて頭に入らないくらい、
僕の事で悩んで。僕の事で頭がいっぱいになって。僕の為だけにその笑顔を向けてくれるの！？いつになったら…っ！」









『っ……？』









しまった。やってしまった。









この醜い感情が、欲望が君にバレてしまった。









僕から離れていく。









「…ごめん。帰る。」









踵を返し走って校門を出る。









こんなにも君のことが好きなのに









僕の報われない気持ちは









この汚い感情も









君のために蓋をするよ。




ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
新作の下書きしてます…！
まだ完結する目処はついてないのですか2作同時更新という形も考えております……


圧倒的不向きなので多分できないのですが()
この作品こじらせすぎじゃないですか？？ひたすらにまふまふさんが可哀想な作品ですね。。。

ハピエン厨なので幸せに終わる作品にします…！

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