溺愛シンドローム。【まふまふ】

17匹目 ページ17

打ち合わせ通り






僕はAちゃんを襲おうとしてる男たちを振り切ってAちゃんの腕を掴み逃げる。









ほんとは殴ったりしようかって話も出たんだけどAちゃんに怖がられたら元も子もないからね。






「はぁ…この辺でいいかな。Aちゃん大丈夫？」



息を切らしてるAちゃんの髪の毛をサラッと撫でる。



『ぅ……怖かっ、た…』





ひくっ、と嗚咽をならして泣くAちゃんをぐいっと引き寄せ腕の中におさめる。





「うん、怖かったね。Aちゃんちゃんと助け呼べて偉かったよ。僕がいるから何も怖くないよ。」


幼い子をあやすように語りかける。
ピンチの時にAちゃんを助けられるのは僕だけしかいないし。


本当にAちゃんは僕に助けを求めてくれたし。



堕ちるのも時間の問題かな。





でも、







他の男に触られたAちゃんには





ちゃんと消毒してあげなきゃね。




ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ







「Aちゃん落ち着いた？」





『うん……ありがとう。』





嘘。まだ足が震えてる。
そんなになったのも僕のせいなんだなあ、なんて思うと自然と口角が上がる。






へらり、と下手くそな笑みを浮かべるAちゃんがとても愛おしく思えた。









本当にAちゃんって騙されやすいんだな。








君の王子様(ヒーロー)の裏の仮面も知らずにね？






ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

更新サボりすぎて書き方忘れましたこんばんは…


安定の深夜更新ですよくないですね( ˇ꒳ˇ )()

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