世界が嫉妬する恋

♡ ページ22

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「つっかれたぁ〜…」


仕事が終わり帰宅した途端ぼす、とソファになだれ込む。
帰宅して死にそうな私を癒してくれるのは愛猫のちまちゃんだ。



「ちまちゃんただいま…」



頭をひとなですると擦り寄ってくる姿が堪らなく可愛い。
私の天使は間違いなくこの子だ。

癒しの天使とのイチャイチャタイムを堪能しているとピロンと携帯の通知が鳴る。




しょう平野紫耀です。急に追加してごめん。




しょう…平野さん！？


どうして私の連絡先知ってるんだろう。あ、既読付けちゃった。
早く返さなきゃ…！と慌てていると続いてメッセージが送られてくる




しょうれんから連絡先もらった
しょうAちゃんと仲良くなりたくて




そんなメッセージに胸が高鳴る。
絵文字や顔文字が一切ない分、気持ちがストレートに伝わってきて何だか恥ずかしい。


平野さんはきっと純粋に仲良くしたいだけなのに。





A平野さん!こちらこそ!
A仲良くしたいだなんて嬉しいです笑





なるべく自然に、当たり障りのない会話で終わらせてみる。
この前の番組の企画収録の時から、何となく平野さんと会うと恥ずかしくて意識してしまってる自分が居る。




”…俺に意地悪されて恥ずかしがってんの、かわいーね。”




思い出したら顔が熱くて堪らない。
あんなの演技だって分かってるのに、私ってこんなに単純だったかなぁ…。



一人で悶々と考えていると平野さんからのメッセージ




しょう紫耀でいいよ笑
しょう突然なんだけど、今度2人で飲みに行かない?




そのメッセージに思わず携帯を落としそうになる。



「…ちまちゃんどうしよう〜〜！？！？」


そう助けを求めてもつまらなそうにちまちゃんはにゃあと鳴くだけだった。

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