朝食と寝惚け眼と驚愕と ページ3
朝、目が覚めたのは布団の上。禰豆子は…良かった、ちゃんといる。
「おはよう、少年達。よく寝れた?」
Aさんは上質な着物を来て襖を開けた。昨日は夜だったから上手く顔が見れなかったけど、相当な美人だ。
「二人はまだおねむだね。朝ごはん持ってくるから休んでて」
「すみません…ありがとうございます」
「良いの、気にしないで。そこの二人も起こしちゃってて」
Aさんはあの夜、俺達に医者を呼んでくれた。見事な事に全員肋が折れてて、過度に動いたら肺が破れていたらしい。
布団の中で善逸がもぞもぞと動き出した。
「善逸、もう朝だ。起きてくれ」
「…んぁ?もう朝ぁ?おはよ炭治郎」
「おはよう。ほら、伊之助も起きろ」
寝ぼけ眼をこする善逸、そして俺は伊之助の布団を剥いだ。まだ眠そうに丸くなっている。
ふわっと味噌汁の匂いがした。ちょっとした後、Aさんは四人分の朝ごはんをもって戻ってきた。
「あら、全員起きてる。おはよう。ご飯にしましょ」
「おはようございます♡Aさんっ」
「おはよう。…えぇと、炭…治郎君に善逸君。あと…なんだっけ。伊、伊…」
「伊之助だ!!」
「そう!伊之助君だ!皆んな宜しくね」
ちゃぶ台を部屋の真ん中に置いて、その上に一人一人のご飯を置いていく。とても美味しそうだ。
口に合うかわからないけど、と天ぷらに魚、炊きたてのご飯に暖かそうな味噌汁。お腹がくぅ と鳴る音がした。
「いただきます」
合掌。箸に手を付け、天ぷらを口に入れる。
美味しい。素朴な味で、どこか懐かしいような、そんな味。伊之助も朝からがっついて食べている。
朝食を食べながら、俺はAさんに質問した。
「あの、Aさんって鬼殺隊なんですか?」
頰を膨らましていたAさんは口をもごもごと急いで動かして飲み込む。
「今はただの村娘。“元”鬼滅隊員よ」
「元であんな強さ…。炎の呼吸だと、煉獄さんと一緒だ」
決まりが悪そうに笑う
「杏寿郎は私の元恋仲よ。なんなら私も元柱」
俺と善逸は箸を驚きのあまり落とした。
柱…?恋仲…?
「ぇぇええええええええええ⁈⁈」
ーー
朝起きたらランキングに載っててビビり散らかしました。皆さん、ありがとうございます!是非、高評価お願いします!
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橘欅(プロフ) - 柚葉さん» 此方こそ読んでいただき感無量です!拙い文章ですが私なりに煉獄さんのかっこよさを出したつもりの作品でした!本当にありがとうございます! (2021年4月16日 22時) (レス) id: 008152d6a1 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - やっぱり煉獄さんはカッコいい!!素敵な作品を読ませていただきました!ありがとうございました!!! (2021年4月15日 8時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - コメント失礼します。私名前がメイなんですよ。それで名前ひらがなで読んでったらめいめいメイになりました!面白すぎません笑? (2020年3月18日 22時) (レス) id: f101cde2b9 (このIDを非表示/違反報告)
橘欅(プロフ) - あおさん» ありがとうございます!最近寒いですね〜、私の地方にも白鳥が訪れて来ました。最後まで御愛読ありがとうございました!次回作も是非目を通して下さいね! (2019年11月12日 22時) (レス) id: 4f6b87549d (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 橘欅さん» 楽しみに待っていますね!無理はなさらずに、最近は寒いので体を冷やさないようにしてくださいね〜 (2019年11月11日 2時) (レス) id: 03cb9b6635 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:橘欅 | 作成日時:2019年10月27日 1時