第52話 ページ9
Aside
由「私はあんたを許さないから…人を殺した罪は重い、だからあんたも同じことをさせて罪を償わせるから」
『わかってる、で？どこに座ればいいの？』
由「すごく忠実じゃない？何？」
『別に、もう早く死にたくなってきたし』
ここまで焦らされると私も死にたくなってくる、ずっと喋っていたらみんなのことを思い出して死ぬのが怖くなりそうだから
もう、みんなは私のことを捨てたんだから、私はそう自分に言い聞かせた
・
・
『……手固定しなくても逃げたりなんかしないよ』
由「一応よ、さぁ1日かけてじっくり殺してあげる」
『なに、一瞬じゃないのかよ』
由「もちろんよ、痛ぶって、殴って、蹴って、死なない程度に切りつけて、最後はナイフでぐさっと、ね」
『…ずいぶん考えてるね』
由「今日をずっと待っていたから、今もお前を殴りたくて仕方ない」
『…死んでからたくさん殴ってどうぞ」
由「いつになっても腹立つわ、もういい、早く始めろ」
＿＿あの時の恐怖が蘇る
真っ暗の中男の人が出てくる
しかもあの時よりも格段に人が多い
死にたいって言ってたけどいざ目の前にすると怖いものはない
私は無意識に口にしていた
『っ怖い…』
由佳は聞き逃さなかった
由「怖い…？バカじゃないの！？何が怖いよ……あの子の方が何十倍と怖い思いをしたのよ…何ほざけたこと言ってんのよっ！？」
ﾊﾟｼﾝｯ
『っ…』
頬を思いっきり叩かれた
きっと殴られるよりも遥かに痛い
私は…殺したのかもしれない
あの時、相談に乗っていなかったら、明日相談に乗っていたらもしかしたら生きていたかもしれない
そう考えると、私が殺したことになる
っは、殺したのは＿＿＿＿私じゃないか
『私が…殺した』
由「っざけんなよっ……もういい、さようなら、A」
由佳がそう言い残し後ろを向くとそれと同時に黙っていた男たちがこちらに向かって走ってきた
私は目を閉じ、死へのカウントダウンを始めた
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ずっきーにねむいふわふわ(プロフ) - 過去とバッドエンドで泣きまくりました。こんなに感動する小説初めて……。 (2022年12月24日 7時) (
レス) @page28 id: f2c96b9d0d (このIDを非表示/違反報告)
天使ちゃん。(プロフ) - 占ツクで初めて泣きました... (2021年2月21日 5時) (レス) id: 9ae00b4df1 (このIDを非表示/違反報告)
リ - なんか目から何回も水が出てくるんですが何なんですかねこれ、、、、、、なんか止まらないんですけれど、、、？？ (2020年10月6日 0時) (レス) id: e91b9a8a8b (このIDを非表示/違反報告)
ピピ(プロフ) - 小説で泣いたの初めてです………… (2019年12月22日 15時) (レス) id: 57f5280136 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - バッドエンドですごく泣きました！ (2019年12月11日 0時) (レス) id: bf10033614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：.。なな。. | 作成日時：2019年4月20日 13時
