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†第二十四話† 遊び ページ26

参加するとはいってもただイトナの近くで見ているだけだが。

村松の場合。

村松の実家はラーメン屋らしい。本格的な器具が置いてあり、素人の俺じゃ何を使うのかさっぱり分からん。
村松がラーメンを作る姿は職人みたくカッコよかったが、肝心のラーメンの味はというと・・・。

「イトナお前ラーメン残してるぞ」
イトナ「安っぽい味だ、食っていいぞ河崎」

イトナに言わせるととてつもなく安っぽい味らしい。俺も食ったことはあったが、まともな食生活をしていなかったからか、村松のラーメンが旨く感じた。

「イトナがいらねぇならいいや」
村松「テメェら・・・言わせておけば・・。ていうか河崎お前、前は旨いっていってただろ!?」
「そうだな、だが今はいらん」
村松「・・・っぐ、ムカつくヤツだなお前」

ドーモ。
俺にとって、ムカつくヤツとは誉め言葉だ。


吉田の場合。

吉田っていったけ?そいつはバイクを乗るのが趣味らしい。家にバイクの部品やら何やら持っているらしいか、素人の俺にはやっぱりよく分からん。
休日にはバイクのサーキットにも出ているらしい。

・・・・・・・・・これといって感想がない。
クラスに一人はいるよな、話してはいるが、全然話についていけねぇヤツ。
俺にとってあいつ(吉田)がそのタイプらしい、話しててもよく分からん。

イトナは何か通じるところがあるんだろうか?何となく楽しそうだ。

吉田がターンをきろうとして、イトナがその反動で俺の目の前にある草に突っ込んでくる。

「・・・っぶ、ははははは!イトナお前大丈夫かよ。顔面からいったぜ?」
イトナ「うるさい・・・河崎、お前もやってみればいい」
「いやぁ、俺はイトナ君が遊んでいる姿だけで・・・っくく、まん、ぞくですよ。ぶくくくく」
イトナ「・・・・・・・・。」

あ、痛い。
イトナがおもいっきり頬つねってくる。うん、全力で。

「いふぉな、いひゃいいひゃい。やめふぉよ」
イトナ「・・・・・・河崎お前変な顔してるな」

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一颯(プロフ) - 同性愛ものには専用のフラグを立ててください。 (2016年4月18日 3時) (レス) id: 050c8f6d1c (このIDを非表示/違反報告)
クロウサギ(プロフ) - この作品の続編見たいです!! (2015年5月18日 4時) (レス) id: 29761c99ab (このIDを非表示/違反報告)
緋腹 - この話をみてイトナ君が好きになりました!アザス!!(´∀`*) (2015年5月9日 0時) (レス) id: 5e74d9c177 (このIDを非表示/違反報告)
聖王ダークリンク - 今は………それが、お互いの為だろうからな。 (2015年4月22日 21時) (レス) id: 964e6546a5 (このIDを非表示/違反報告)
聖王ダークリンク - やはり無理か……………。いや、いいんだ。多分、最初から分かってた事だと思う……………今はまだその時じゃないってことは。あいつ自身が心を開くまでには、時間がかかると思う……………だからゆっくり待とう。 (2015年4月22日 21時) (レス) id: 964e6546a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うみしお | 作成日時:2015年4月19日 21時

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