†第十一話† 記憶 ページ13
ーーーーーズルいわA、貴方は私を××したのよ?それなのに貴方だけが笑っていられるなんて、ホントに親不孝なずるい子。
ち、違う・・・俺は、母さんを・・・・!
ーーーーーー違わないだろう、お前は俺たちを蔑ろにして、自分だけがのうのうと暮らしている。・・・ズルイヤツだ。
親父!だから・・・俺は、違うんだ・・・違うんだよ。
ーーーーーーーホントに、ずるい子。貴方なんか、生まれて来なければ良かったのよ。
「〜〜〜はっ!・・・・はっ、はぁ」
??「あ、やっと起きた」
いつの間にか眠ってしまっていたらしく俺の横には青髪のヤツ(・・・たしか渚っていったっけ?)が立っていた。
三時間目辺りぐらいから俺の記憶がすっぽりと抜けている、多分そん時に寝ちまったんだろうな。
外はもう夕暮れ時で結構な時間寝ていたんだと実感した。教室に数人残っているだけで後のヤツは皆帰っていったみたいだ。
「ごめん。俺寝てたみたいだな」
渚「いや、いいんだけどさ・・・うなされてたよ、大丈夫?」
「あぁ、心配ない」
渚「ふーん・・・じゃあ、ボク帰るね」
そう言い渚は教室の扉へ歩いていく。
「ありがとな」
ポツリと小さめに言ったつもりだったが、渚には聞こえていたらしくニコっと笑って教室を出ていく。
教室に残っていた奴等ももう帰るらしいのか、ぞろぞろと動き始める。
ー俺も、帰るかなー・・・ここにいたって暇だし。
机の中に入れてある筆記用具や教科書を鞄の中にしまう。忘れ物がないか確認してから席をたち教室を後にした。
38人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一颯(プロフ) - 同性愛ものには専用のフラグを立ててください。 (2016年4月18日 3時) (レス) id: 050c8f6d1c (このIDを非表示/違反報告)
クロウサギ(プロフ) - この作品の続編見たいです!! (2015年5月18日 4時) (レス) id: 29761c99ab (このIDを非表示/違反報告)
緋腹 - この話をみてイトナ君が好きになりました!アザス!!(´∀`*) (2015年5月9日 0時) (レス) id: 5e74d9c177 (このIDを非表示/違反報告)
聖王ダークリンク - 今は………それが、お互いの為だろうからな。 (2015年4月22日 21時) (レス) id: 964e6546a5 (このIDを非表示/違反報告)
聖王ダークリンク - やはり無理か……………。いや、いいんだ。多分、最初から分かってた事だと思う……………今はまだその時じゃないってことは。あいつ自身が心を開くまでには、時間がかかると思う……………だからゆっくり待とう。 (2015年4月22日 21時) (レス) id: 964e6546a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うみしお | 作成日時:2015年4月19日 21時