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唐須という男は突然不気味に現れた女に一瞬はうろたえたものの、飛鷹の名前を聞いた瞬間にニヤリと怪しげな笑みを浮かべた。よほどあの男に執着しているらしい。
「へーえ。アンタが飛鷹先輩の何を知ってるワケ？」
「日本代表の関係者なんだよね、私。」
日本代表という言葉に唐須は真顔になると同時に眉をピクリと反応させた。
「次の試合…決勝戦に行くまでのあいつらのキャラバンのルート教えてあげるからさー、出られないように邪魔して欲しんだよね。」
「何でテメーがんなこと俺らに頼むんだよ。関係者っつうのも嘘くせえよなあ。」
「私もお前らと同じであいつに恨み持ってるだけだよ。同士なんだから仲良くしようよー。」
嘘だったらそんとき私を煮るなり焼くなり、好きにすりゃいいじゃん。と詰め寄れば唐須は少し考える素振りを見せ…そして頷いた。
「いいぜェ？その話、のってやるよ。」
あっけない承諾に心のなかでガッツポーズ。まさかこんな簡単にホイホイ言うことを聞くとは思わなかった。もし、この作戦が駄目だったら今度は男装で乗り込まなくてはならないところだったと一安心する。
「ただし、何でも言うことを聞くと言ったよなァ？だったら俺様の"遊び相手"になることが条件だ。」
…まあ、そう簡単にうまくいくはずはないか。
遊び相手と称したそれは…要するに、都合のいい女ということだろう。どこまで手を出されるか分からないが所詮中坊なりたてのガキんちょだ。いきなり脱げとか一発やらせろとかそういうことはないだろうと勝手に都合よく解釈した。
「分かった。それでいいよ。」
多少身を削ることはやむを得ないと妥協する。もしもおれの人生がまともだったらばこんな売○みたいな行為絶対お断りだけど…
どうせ…大好きな明王と結ばれる未来なんてきっともう存在し得ないと思うから。
寧ろ大きく空いてる心の穴を埋めるのに丁度よかったのかもしれない。そう言い聞かせる。
「で、あんた名前は？」
兎と答えようとして一瞬ためらった。万が一のことがあるとややこしい事になるかもしれない。名前のことを考えるのをすっかり忘れていた。
「…A。」
早くなにか答えなくてはと焦って…ついうっかり、本名を名乗ってしまった。
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19 - 星猫さん» 優しい…ありがとうございます。イナズマイレブンシリーズはアレスとオリオンも含めて全部みました！同じlevel5作品だと妖怪ウォッチも好きです(^_^) (2021年9月8日 12時) (
レス) id: 4071e07d98 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - もう一つのｐｃがしました。また高評価しました！知ってるアニメは何ですか？ (2021年9月8日 11時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
19 - 星猫さん» ありがとうございます！！嬉しい、、自給自足ですが励みになりました。今後も1日1更新、書き殴り続けますので暇つぶしにでも見ていただければ^^ (2021年9月7日 22時) (レス) id: 39de8a0c35 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月7日 20時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：19 | 作成日時：2021年8月30日 21時
