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「まだオープンまで時間あるので」
「時間あればゆっくりしてってください」
2杯目のコーヒーをいただいて
また写真を眺めていた
「日の出の時間が毎日少し違うから」
「季節によっても違くてそれが撮るの面白くて」
なんて隣で話してくれる
どの写真もとても綺麗で
心が奪われる
「やっぱり朝陽が好きなんですか？」
それでもやっぱり何度も見るのは
海と朝陽の写真だったらしい
「素人のですけど…」
と写真を1枚差し出してきた
「いいんですか？」
「もらってくれると嬉しいです」
松倉さんは照れた笑顔
写真を1枚もらった。
何かを察してか私のことは何も
聞いてこようとしてこなかった。
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作者名：いろは | 作成日時：2021年2月21日 13時
