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海に反射した朝陽が綺麗で
見るたびに涙が出てしまう
「あー…弱いな自分」
もう何の事で泣いてるのかも
わからない。
昔の事で泣いているのか
今の事で泣いているのか
海人の事で泣いているのか
海が綺麗なあまりで泣いてるのか
どれだけ泣いたら泣かなくなるんだろうか。
綺麗な海に吸い込まれそうになる。
足が勝手に進み波打ち際まで歩いていく
すると
ちょっとまって、の声と同時に
右手首を掴まれた
「「あっ」」
私の右手首を掴んだ人がなだれ込んできて
まだ3月になったばかりの海へダイブした
「ほんっとにすみませんでした!!!!!!!!!」
全身ビショ濡れになってしまった私に
何度も何度も頭を下げる
全身ビショ濡れになった小柄の男性
「あの、身投げをされるかと勘違いしまして…」
そう言ってまた何度も頭を下げる
「家がこの近くなのでお風呂入っていって下さい！」
半ば強引に家に案内された
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作者名：いろは | 作成日時：2021年2月21日 13時
